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zoom RSS ポップなファンタジーホラー?!  大林宣彦監督『HOUSE』(’77)

<<   作成日時 : 2010/08/14 23:38   >>

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画像あららら、いつの間になんとゆーことに(汗)。今年1月からぶっちぎりの約半年放置しちまいました(汗)。
今の職場、クーラーがないのでもうそれこそ毎日汗だくつゆだくで働いているので、休日はバタンキューな日々で。。。。。気がついたら8月だったとゆーわけで。。。。。さーて、何事もなかったように更新です(笑)。

で、久々の更新ネタは日本映画の中でカルトホラーとして語り継がれている、大林宣彦監督のプロデビュー作『HOUSE』(’77)ですっ!!!!!

皆様ご存じですかねーー、この映画。リアルタイムではまだ小学校入学前だったので記憶にはないんですが、小学校高学年くらいの頃になって恐怖映画の百科本か何かで写真を見て存在を知った感じです。
ま、実際に見たのはだいぶ後なんですが。最初見た時の感想は”なんじゃこりゃ?!こんなん映画じゃねぇ〜!!”って感じだったんです(笑)。それから十年以上見なかった時期がありまして、昨日、地元の友達んちでほ〜〜んと久々に再見したんですが、これがですね〜〜、すごい良かったんですヨ(笑)。なんでなんだろうなぁ〜。ものすごいポップで明るいトーンで全編撮られているんですが、ホラー描写(?)は結構ハードとでもいうのでしょうか。こんなん誰も撮ってないなぁと。大林監督凄いなぁの一言に尽きるんですよね、今見てみると。



女子高生たちの楽しい夏休み。オシャレ(池上季美子)、ファンタ(大場久美子)、クンフー(神保美喜)、スウィート(宮子昌代)、ガリ(松原愛)、メロディー(田中エリ子)、マック(佐藤美恵子)の7人は、若くして他界したオシャレの母親の姉(南田洋子)の屋敷へ出かける。
でっかい屋敷にはしゃぐ一同だったが、ついて早々にマックがいなくなり、スウィートがいなくなり。。。。。
奇妙なことが続くことに不安になる一同だったが、やがてさらに大変なことが起こることになる。。。。。



画像
という、いたって簡単なストーリー。ぶっちゃけて言ってしまうと、家が女の子たちを食べてしまうというぶっ飛んだ話なのです。なんせ当時まだ小さかった娘さんのアイデアを元に映画化したってんですから(笑)。ジャンルとしてはホラー映画ということになるんでしょうか。大林監督ということでファンタジーな要素が強いです。
最初見た時にも感じたんですが、なんかこう、アマチュアの映研が撮るような寸劇描写など、見てて気恥ずかしい部分も多々あります(笑)。女の子たちが主人公の映画なので画面は常に華やかなんですが、交わすセリフとか、少女マンガチックな描写とか、見てて”ありゃりゃ”的なシーンも多いです。あ、登場人物のあだ名なんですけど、ファンタってのはジュースのことではなくて、空想好きな子、ファンタスティックからファンタ(笑)。マックは食いしん坊なのでマクドナルドかと思ったストマック(胃)からマックとは!!!!ガリはガリ勉、メロディーは楽器が得意ってな感じでわりとフツーな感じで。

画像主人公たちの中で、今でも芸能活動してるのはオシャレの池上季美子、ファンタの大場久美子、クンフーの神保美喜くらいでしょうか。あ、クンフーってあだ名も凄いっすね(笑)。’77年というと香港の空手映画(当時はこう言われてました)ブームも終わってたはずですが、”カンフー”じゃなくて”クンフー”ってつけたところにこだわりが現れてると思います(笑)。何年か前にDHCの化粧水か何かのCMに出てらっしゃいましたが、あの妖艶な現在から想像できない、キャピキャピ(死語)な感じがすっごい新鮮で魅力的♪
大場久美子さんはまだ『コメットさん』に出る前だと思いますが、可愛いですね〜〜(写真→)みんなの妹みたいなキャラの役なので、一番可愛く描かれてるかも。
池上季美子さんは、当時18歳だったらしいですが、この落ち着きっぷりといいますか、艶っぽい感じはなんなんでしょーか。やはり将来大物女優になる器だったんですねぇ。
そうそう、この映画、ヌードシーンがあるのが意外です。そーゆー雰囲気が全然ないので(笑)。少女から女になる狭間に位置している主人公たちを上手く撮っているとでもいいましょうか。


画像上記の3人以外はもう芸能活動はされてないみたいです。スウィート役の宮子昌代さんは今でも通用しそうな、目のパッチリした可愛らしい感じの方です(劇中メイド服を着るシーンあり/笑)。地方の由緒ある旧家に嫁がれたそうで、大林監督が地方講演に行った会場に挨拶に来たとき”お姑さんに15分だけ外出を許されて挨拶に参りました”みたいなことをおっしゃっていたそうです。

それとこの映画、結構出演者が豪華です。主人公たちの担任が尾崎紀世彦、オシャレの父親が作家の笹沢佐保、オシャレの継母(になる人)が鰐淵晴子。スイカ売りが小林亜星(笑)。
しかし叔母さま役の南田洋子さん、お綺麗ですねーーー。お亡くなりになられたのがホント残念です。長門さんが介護している様子を追ったドキュメンタリー見た時はショックでしたけど。。。。


画像
この映画の”ポップな雰囲気”を象徴しているのが、随所に出てくる書割りを使った風景描写(写真↑)。”総天然色”な感じとでもいうんでしょうか、晴天のシーンでは清々しさを、夕日のシーンではこれから起きることを予感させるような不穏な感じを強調させる、効果的な映像になってますね〜。
それともともとCMをたくさん撮ってた大林監督だけあって、プロモーションビデオみたいな、綺麗なシーンが多いんですよね。ラスト近くに、鰐淵さんがオシャレに会いに屋敷に行くところなんか、鰐淵さんのプロモみたいになってますもん(笑)。


画像そしてそして、忘れちゃならないのが音楽!!(ま、このブログで映画取り上げる時はたいてい音楽もセットになってますが/笑)。大御所、小林亜星さんが作ったスコアをゴダイゴのミッキー吉野さんがアレンジしています。サントラ盤はゴダイゴの名義になってますが、実際はミッキーさん以外はほとんど参加してないそうです。時期的にはちょうどゴダイゴがブレイクする直前でしょうか。この後『キタキツネ物語』(’78)で音楽的ピークを迎えるわけですが。
本作の音楽について、ミッキーさんはハリウッド映画を意識してアレンジをしたと語っています。劇中何度もリピートされる(メロディーも屋敷のピアノで弾きます/笑)『ハウスのテーマ』は、それこそなんてことはない曲なんですが(失礼!!)、映画を見終わった時にはすでに覚えちゃってる。。。。ってな感じなんですよね〜。
鰐淵さんのプロモと化した(笑)、ラスト近くのシーンで流れる『ハウスのふたり〜ハウス・愛のテーマ』は、かなりの名曲です!!!!元ビーバーズのVoだった成田賢さんの素晴らしい歌唱に、亜星さんのメロディー、ミッキーさんが施した流麗なストリングス。。。。。これは名曲でしょーーーー!カラオケにあったら絶対歌いたい曲です。これ、某動画サイトにも落ちてないんですよね〜〜〜。皆様にもぜひ聴いていただきたい名曲なんですが。
歌っている成田賢さんも、ぜひ皆様に聴いていただきたいヴォーカリストなのです。ビーバーズ解散後に出した2枚のソロアルバム『眠りからさめて』(’71)『汚れた街にいても』(’72)は名盤です!2枚とも紙ジャケで復刻されてますので。興味のある方はぜひ♪ちなみに成田さんは後年、『サイボーグ009』や『電子戦隊デンジマン』など歌っております(わたくしと同世代の方ならば聴いたことあるはずです/笑)。

気の利いたレンタル屋であれば置いてあると思いますので、興味持った方はぜひ♪
では本作関連の映像を某動画サイトより探してみました↓


〇 主人公たちが旅行に行く時に流れるゴダイゴの『君は恋のチェリー』♪東京駅でゴダイゴもカメオ出演してます(笑)


  http://www.youtube.com/watch?v=0CS1XoTGMQ4&feature=related


〇見終わった後にはすっかり覚えてしまう人懐っこいメロディー、『ハウス』のメインテーマ。

 
  http://www.youtube.com/watch?v=5x5cCz-6pqk&feature=related


〇 『ハウス』劇場予告編

  http://www.youtube.com/watch?v=NN0HVJ5tkIM&feature=related


〇 『ハウス』エンディングクレジット。流れているのはゴダイゴ『イエス・アイ・サンキュー』池上さんのプロモだ、これ(笑)


  http://www.youtube.com/watch?v=9YrJPcMfSfw&feature=related

 

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こんな映画があったとは・・^^;
池上季美子を昔好きだった。
天国で見ます。
山本小鉄
2010/09/14 04:01

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