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zoom RSS 伝説のトリオを見たっ!!! 〜’09・7/19 日比谷野音・山下洋輔トリオ復活祭〜

<<   作成日時 : 2009/07/26 02:08   >>

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画像すっかりご無沙汰しております(汗)。毎日の猛暑&湿気ですっかりヤラれてしまい、ヤル気が起きなかったり体調崩したりで、だいぶ更新に間が空いてしまいました。。。。えろうすんまへん!!
これから更に暑くなると思いますが、まぁ気負わず、マイペースにやっていきますんで、数少ないお得意様方、何卒よろしくお願いしますぅ〜〜。

で、日比谷野音です。初めてです。しかもジャズのライブ。これまた初体験。初めてづくしで期待に胸をふくらませて行ってまいりました♪

”1970年前後の音楽”は多分無条件で好きであろうワタクシですが、去年9月まで勤めていた会社に、ちょうどその頃にリアルタイムでそーゆー音楽を聴いていたという世代の上司がいまして、今でもお互いCDを焼きあったりして親交を深めているのですが、その上司から誘われて、今回行くことになりました。

で、ジャズというと皆様はあの、お洒落でクールな、4ビートの音を思い浮かべると思うのですが、ワタクシが今回見に行った山下洋輔トリオというグループは、そーゆー音は一切出しません(笑)。ドラムはドドドドドッタンバタン!!!サックスはブヒブヒブファブファビロ〜〜〜!!で、リーダーの山下サンのピアノがドッシャンバッシャンピロピロピロ。。。。。。。ともう各自思うがままに突っ走りまくるという、”フリージャズ”という特殊なジャンル(笑)のパイオニアなのです。

エレクトリックマイルス等の“ジャズロック”系の音はもう十数年聴いていたのですが、本格的にジャズなるのもを聴きだしたのは、それこそまだ3〜4年くらいだったりします。’50〜’60年代のマイルスやコルトレーン、アート・ブレイキー等から聴き始め、そのうち’70年前後の日本のジャズシーンに興味を持つようになります。その時代に日本独自の新しいジャズの潮流として活躍したのが山下洋輔(ピアノ)をはじめ、佐藤允彦(ピアノ)、富樫雅彦(ドラム)、高柳昌行(ギター)、阿部薫(サックス)。。。。といった先駆的なミュージシャンたちでした。
いや〜〜、ハマったんですよねぇ見事に(笑)。みんな強い信念を持って音を出してる人たちばかりなんで、もうハンパないアルバムばかり(笑)。
で、山下洋輔トリオの音に初めて接したのは『LIVE’73』という発掘音源アルバム。当時カセットで録音したというモコモコした音は完全にブートレグ並みの音質なんですが、そんなことを忘れさせちゃうくらい凄い演奏なんですよ、これが。演奏開始した瞬間からラストまで、もうメンバー全員全力疾走!!この時のメンツは山下洋輔(ピアノ)、坂田明(サックス)、森山威男(ドラム)という、黄金期の第2期山下洋輔トリオなんですね。どーりで凄いわけだ(笑)

とまぁ、これが山下洋輔トリオ初体験となり、もうドハマリでいろいろ聴いてたわけです。そんな時に前の職場で”え、山下洋輔なんて聴いてるの?!”ってな話で盛り上がったのがその上司なんですねぇ〜(笑)。4月頃にその上司から“夏に山下洋輔トリオ復活祭がやるらしいヨ”とメールをもらい”え〜〜〜〜?!ぜひ行きましょう!!”ってなことになったわけです。

で、いよいよ当日です。日はそんなに照ってはいないんですがとにかく湿気が酷い(泣)。14時頃に待ち合わせて京王線→都営新宿線→都営三田線で内幸町駅へ。新橋駅の方まで歩いて腹ごしらえをして、日比谷公園内で迷いつつ(笑)開場時間16時過ぎに日比谷野音へ入場。Cブロックの真ん中辺り。へ〜〜、結構ステージ良く見えるなぁと浮かれつつ席に着く。わたくしは限定販売のCD&DVDセットを買いにグッズ売り場へ。

無事グッズを入手して席に戻ると、上司は隣の席の人と談笑中。なんとこの方、このライブを見にわざわざ京都からいらしたという(!!!)40歳の男性。素晴らし過ぎです。”暑くてジメジメしてますね〜”とふったら“京都にくらべたらぜ〜〜んぜん涼しいですよ〜”と返されました(笑)。
会場を見まわしていたら、ちょっと前の席に俳優の原田芳雄サンらしき人が!!他にも音楽評論家の萩原健太夫妻の姿も。さすが一夜限りのイベントだな〜〜と気分も盛り上がります♪

上司とあ〜〜でもないこ〜〜でもないと話してるうちに開演時間17時に。
ステージに音楽評論家の相倉久人サン登場!!
今回は時間を遡っていく構成のライブで、相倉サンのメンバー紹介で山下洋輔(p)、小山彰太(ds)、林栄一(as)という第4期のグループメンバーが登場。あら〜〜、ドラムの小山彰太サン、つるつる頭にサングラスのコワモテなルックスになっててビックリ。一瞬杉作J太郎サンかと思いました(笑)。
そしてライブスタート!!いやぁ〜、もう最初から疾走しまくりの全力演奏。カッコええわぁ。
1曲目が終わって、既に亡くなってしまったこの時期のメンバーである武田和命(ts)の代役として菊池成孔(ts)が登場。大所帯変拍子バンドであるデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンや菊池成孔ダブ・セクステット等、先進的なグループを率いるイマドキのプレイヤーの方です(著書も多数あり)。48歳の方なんですが、今日のライブメンバーの中では一番の若手だそうで(笑)。
小山サン作の『円周率』(3.1415。。。を音階化した楽曲/笑)、故・武田和命サンの代表曲である『ジェントル・ノヴェンバー』と、ライブは進行していきます。ジェントル〜のテナーサックスの切ないメロディーは、ホント心に沁みました。。。。
あ、そうそう、このコーナー、ベースの國中勝男サンも参加してました。ご自身で開発に携わったという6弦楽器を使用。フレットレスベースみたいな音してました。

画像ここで一度メンバー全員退場。再び相倉サンが登場し、当時の裏話等を披露。
そして次は山下洋輔(p)、坂田明(as)、小山彰太(ds)の第3期のメンバーが登場。おお!!印象的なピアノのメロディーが耳に残る『バンスリカーナ』だ!!!しかし坂田サン、相変わらず吹きまくりだなぁ〜。一見”ちょっとお年を召したかな?!”と思ったんですけど、いやいや、そんなことはなかったっス。

で、次に披露したのがあの、アルバート・アイラーの代表曲(?)『ゴースト』。ただカバーしてるわけでなくて、童謡『夕焼けこやけ』のメロディー&坂田サンの絶叫スキャット(?!)入り(爆)。『ゴースト』のテーマメロディって夕焼けこやけのメロディーにもともと似てるんですよね(笑)。うわ〜〜、これって’76年のモントルージャズフェスに出演した時のライブ盤『モントルー・アフターグロウ』(←写真)のまるまる再現やん!!!このアルバム、今月やっと初CD化したんですねぇ。わたくしは上司にレコードから焼いてもらったCDがあったんでやたら聴きまくってたので、今回それが思わず生で体験できてえらい感動しました(笑)。会場が大盛り上がりだったのは言うまでもありません。

やんややんやの喝采の中、相倉サン登場。このあと約15分の休憩タイムに。

まだ陽が出ていて明るい会場。雨だけは降るなよ〜〜と思いつつライブは第2部へ突入。
ますは相倉サンと、出演者の中で一番の若手・菊池成孔サンのトーク。日本が熱かった時代に熱く生きていた世代と、その後の世代のトーク、なかなか面白かったデス。今って音楽がえらい細分化されてしまっていて、音楽ファンの中には、その自分の好きなジャンルしか聴かないなんて人もいるそうで驚いちゃうんですが、やっぱりまだ聴いたことのない面白い音楽ってあるもんなんですよねぇ〜〜。あんまり凝り固まらないで、いろいろ聴いて欲しいものです。自分の人生を変えてしまうような凄い音との出会いがあるかもしれませんから。

トークの後は、いよいよ山下洋輔トリオの黄金期と言われる第2期メンバーが登場。山下、坂田の両氏と森山威男(ds)がステージへ。曲は『クレイ』、『キアズマ』を披露。うわ〜〜〜〜、こりゃ凄い。よくある再結成バンドに見られる”ゆるさ”が全くなし!!!!CDで聴きまくった『クレイ』(’74)、『アップ・トゥ・デイト』(’74)、『キアズマ』(’75)といった名ライブ盤のまんま、いや、それ以上の素晴らしいハイテンションな演奏!!すげ〜〜〜!!!特に凄いのが森山サンのドラム。もう存在感あり過ぎ。ひたすら暴走する山下、坂田両氏に対して、冷静に、どっしりと、曲の重心をしっかり落としながらも、ぐいぐい引っ張っていくプレイ。。。。。。’74年にこのメンツで初のヨーロッパツアーを敢行して、海外で認められる訳ですからね〜〜。ドイツのジャズレーベル・エンヤからの初の日本人プレイヤーのアルバムとして発売されたライブ盤『クレイ』は、最初は極東からやってきた無名の3人の演奏に興味のないヨーロッパの観衆が徐々に引き込まれていき、最後は大喝采状態になる過程を記録したドキュメントともいえます。まだ未聴の方はぜひ一度体験を!!!!
あ、ちなみに”クレイ”は森山サンの曲で、あの名ボクサー、モハメド・アリことカシアス・クレイのことだそうです。
いや〜〜、ホントに生で聴けて感激。途中雨がパラパラ振りかけるも、すぐに止み、なんと空には綺麗なアーチを描いた虹が!!!


画像
会場のそこかしこで虹を撮る人が(笑)。素晴らしい演奏に空も反応したのでしょうか。
『キアズマ』の頃には日もとっぷり暮れて照明も生きてきて、やっとライブっぽくなってきた感じ。
大喝采の中、黄金の第2期メンバーがステージを去ります。

そして時はいよいよ1969年にタイムスリップ。日本のニュージャズとして衝撃のデビューをした第1期・山下洋輔トリオが目の前に!!!!山下、森山両氏に中村誠一(ss、ts)がステージに登場。ソプラノサックスの響きが印象的な2ndアルバムのタイトル曲『木喰(もくじき)』、そして初期山下洋輔トリオの代表曲の『ミナのセカンドテーマ』を披露。抒情的なピアノが印象的な冒頭部と、シッチャカメッチャカのフリー部の対比が魅力的♪富樫雅彦カルテット、佐藤允彦トリオらと並んで山下洋輔トリオがデビューしたあの、日本のフリージャズ黎明期を象徴したような曲ですからねぇ〜〜〜。とにかく素晴らし過ぎ。

大盛り上がりの中、ライブがいったん終了。会場は例の如くアンコールの拍手が鳴り響きます。

やがてステージの明かりがつくと、今日のライブに参加の全メンバーが登場。全員で息の合ったキメのテーマが奏でられる。聴いたことある曲だなぁ〜〜と思ったら、デビューアルバムにも収録されていた『グガン』でした。各メンバーのソロまわしも最高!!一番凄かったのはやはり森山サンのドラムソロ。長く聴いてても飽きないなぁと思ったのはイギリスのジョン・ハイズマン以来ですワ。小山サンとのツイン・ドラムもえらいカッコよかったし。

時刻は19時過ぎ。あれ、思ったより短い時間ですねぇ。まぁ、メンバーのほとんどが60代ですもんねぇ、しょうがないか(笑)。大満足で野音を後にしたのでした。。。。。。。

さて、この日のライブの模様はフジテレビで8月8日(土)深夜に放送されるようです(CSは16日)。もしその時ご在宅の良い子はぜひ見てみて!!!!


山下洋輔トリオの初期の演奏を捉えた動画をコチラに↓

○TV『バリケードの中のジャズ』より。’69年、学生闘争中のバリケード封鎖された早稲田大学内での第1期トリオ  の演奏。

  http://www.youtube.com/watch?v=NghGx-Vw5zQ

○若松孝二監督『天使の恍惚』(’72)より第1期トリオの演奏。ちなみに演奏聴いて陶酔してるのは荒砂ゆき(笑)

  http://www.youtube.com/watch?v=CD3Q060KI28&feature=related

○TV『いつみても波乱万丈』で紹介された炎上するピアノを演奏する山下洋輔。こーゆーことしてた人です(笑)

  http://www.youtube.com/watch?v=x34cIKPZ-ug

○今回のライブ前に出演したTV『題名のない音楽会』より、第2期メンバーによる『キアズマ』。
  ちなみにタモリが芸能界に入るきっかけを作ったのが山下洋輔サンだったりします(笑)。

  http://www.youtube.com/watch?v=E0Wjlsd3cTM

○同じく『題名のない音楽会』より、第2期メンバーと若手ミュージシャンによる『グガン』。

  http://www.youtube.com/watch?v=F9sGj5dwOYs






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