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zoom RSS サミュエル・ホイを聴けっ!!〜広東語ポップスを代表するシンガーソングライター〜

<<   作成日時 : 2006/12/23 00:10   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 1 / コメント 4

画像もう12月です。早いですねぇ〜。みなさまは大掃除はやはり年末にやるのでしょうか?わたくしの場合は年末の数日ではとても終わらないほどとっ散らかってしまっているので(汗)既にコツコツと始めております。マメに片付けていればこんなことにはならないとはわかってるんですが。。。。。

さて、部屋の状況を見るだけで鬱になってしまいそうな状況を(笑)なんとかしようとBGMにしているのが、香港のコメディー映画『Mr.Boo!』シリーズでおなじみのホイ3兄弟(写真左からリッキー、サミュエル、マイケル)の末っ子であり、香港を代表するシンガーソングライターでもあるサミュエル・ホイ(以下サムと表記)のベスト盤でございます。あの独特な広東語の発音に、歌謡曲ともロックともとれる不思議なメロディー&アレンジが施された妙な楽曲群に、改めて衝撃を受けている今日この頃です。

ところで『Mr.Boo!』と聞いて胸を熱くするのは30代後半以降の方々になるのでしょうか(笑)。TVコメディ番組『雙星報喜』の大ヒットで注目されたマイケル、サミュエル、リッキーのホイ3兄弟が新進映画制作会社ゴールデンハーベストと契約して次々と作り出したコメディ映画群が”Mr.Boo!”と日本の配給会社に命名され、シリーズとして計5作が我が国で公開されてます(シリーズといいながら各作品ストーリーのつながりはありません)。子供の頃、土曜の夜9時からよく放送してましたよね〜このシリーズ。香港映画らしいベタなギャグやキツイ差別ギャグもスゴイんですが(笑)、更に面白くしていたのが広川太一郎さんがアドリブをカマしまくったという伝説の吹替え(爆)。これはインパクトありましたよ〜。”それはないよの闇夜のカラスだよぉ”とか、”まぁまぁまぁまぁ、ぱぁぱぁぱぁぱぁ”とか、”そーゆーことはいかんカニ缶そりゃポンカン”とか。。。。もう意味不明なセリフの数々。挙句の果てにはあきらかに口開いてないのに喋ってたり(爆)。。。。面白かったなぁ。

さて、このような要素の他にインパクトがあったのが映画の中で流れる主題歌。BGMは全てサムが手掛けているそうですが、いや〜これが楽曲的に素晴らしい♪初めてアジアンポップスというモノを意識したんじゃないかなぁ。すっかり気に入ってラジカセをTVに近づけて主題歌を録音したもんです(ライン録音を知らない頃です/笑)。
日本ではコメディ映画のサントラってことであまり一般的に評価されていないサムの楽曲群ですが、アジア全土ではもう”歌神”扱いの超大物なんですよね。当時日本語の歌を唄わされてまで本格的日本進出を狙ったサムでしたが(当時『夜のヒットスタジオ』とかに出演したのを見た記憶があります)、やはり自作曲を歌うことがなかったため特に話題にならず。。。。やっぱり彼の自作曲こそが彼の武器な訳ですし。

では彼の主な曲を年代順にピックアップしてみましょう。


○Mr.Boo!ギャンブル大将(鬼馬雙星)/ギャンブル大将・愛のテーマ(雙星情歌) (’74)  〜『Mr.Boo!ギャンブル大将』シングル盤

画像 日本ではシリーズ第3弾として公開された『ギャンブル大将』のサントラ盤。ブルース・リーの死により下降した香港映画人気を再び上昇させた記念碑的作品なんですね、これ。シリーズ中一番地味な印象だったのは一番古い作品だったからなんですね。逆に吹替えの滅茶苦茶さはシリーズ中1,2を争うクオリティですが(笑)。サモ・ハンキンポーや、ブルース・リーの愛人だったベティ・ティンペイも出てます。ロック的アレンジが結構カッコいいですねこの主題歌。間奏のムーグシンセによるソロもいいなぁ。B面の『ギャンブル大将・愛のテーマ』(だいたいB面はバラードになってます)も歌謡曲っぽいというか、切ない感じで良いです。
さて、ではここで’00年代に作られたこの主題歌のリミックスバージョンと、B面曲が使われている劇中シーンをご覧ください♪しかしボートでのデートシーンだなんて恐ろしくベタだ(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=y3lp5nQB_58

映画のヒットにあわせてこの主題歌も大ヒット。サムは一躍トップシンガーソングライターになります。現在発売中の『Mr.Boo!ギャンブル大将』DVDの特典映像にこの頃のサムのプロモーションショートムービー『サムの9分間』が収録されてるんですが、これは必見です!サムのメロディメイカー&名アレンジャーぶりがわかりますヨ。ファッションも70年代してるし(笑)。『春夢良宵』、『鉄塔凌雲』の2曲が歌われてますが、2曲とも名曲!!ちなみに、都会に住む自分が故郷に想いを馳せる歌詞が素敵な『鉄塔凌雲』は作詞がマイケル・ホイです。メロディ進行も日本の楽曲ではありえない展開でとても個性的。ではこちらもご覧ください♪

http://www.youtube.com/watch?v=jXoUK5F-OjU


○天才興白痴/天才白痴夢(’75)  〜『Mr.Boo!天才と白痴』(日本未公開)サントラ

画像 前作のヒットにより続けて制作されたホイ兄弟共演シリーズの2作目。ただし我が国では未公開。なぜだかわかりますよね?タイトルがこれじゃあねぇ(爆)。。。しかも話の舞台が精神病院だし(笑)。香港で発売された『Mr.Boo!』DVD−BOXには入ってるんですが、日本盤BOXでは見事にはずされてます。あー、字幕入りでちゃんと見てみたいなぁ。海底に沈むお宝を探すストーリーに精神病院がからむ(?)ような展開のようです。この作品もこの年の興行収入ベスト10圏内に入ってるので面白いんでしょうねぇ。しかし本作の主題歌が最高の出来なんですヨ。サムの曲の中で一番好きかも。ノリがいいし♪わたくしなんかふとした時によく”てぃんちょぅゆ〜ぱくちぃ〜♪”なんてサビの部分を口づさんでしまいます(笑)。では本作の予告編をどーぞ♪主題歌『天才興白痴』はもちろん、ナイトクラブのシーン(?)でサムが楽しそうに”ち〜んちんち〜んち〜ん♪”(あぶねーあぶね〜)と唄っているハッピーチューン『天才白痴/銭銭銭』や、サムとマイケルが海底でお宝を探してるシーンで流れているバラード『天才白痴夢』(名曲!!)もあわせてお楽しみください♪ってか日本のメーカーさん、ぜひ国内盤DVD出してください!!

http://www.youtube.com/watch?v=G76GxNLauZw


○Mr.Boo!(半斤八両)/ドリフターズ・ソング(浪子心聲) (’76)  〜『Mr.Boo!』シングル盤

画像 ’79年2月にホイ3兄弟日本進出第1弾として封切られた記念すべき作品『Mr.Boo!/ミスター・ブー』の主題歌。”広東語ポップス”の存在を我が国に知らしめたエポックメイキングな楽曲(んな大袈裟な/笑)。
”世は不景気。安い賃金でコキ使われ、毎日上司には犬のように吼えられ、まったくやってらんないヨ”ってな歌詞は、あら、今でも通用するじゃん(笑)。適度にロックしてるアレンジ、派手じゃないけどツボを押さえたギターソロなど。。。コンパクトながらこのハイクオリティぶりにはほんと脱帽デス。B面の『ドリフターズ・ソング』も、香港の多くの歌手にカバーされている名曲。ではここでとても貴重な、当時製作されたと思われる主題歌のプロモをご覧ください。さぁ、みんなで唄いましょー。♪こ〜てり〜ぱ〜たぁ〜こんつぁ〜い♪

http://www.youtube.com/watch?v=P7-R1iM0Hv4


○Mr.Boo!インベーダー作戦(賣身契)/気楽な人生(杯酒富歌)  (’78)  〜『Mr.Boo!インベーダー作戦』シングル盤


画像 前作『Mr.Boo!』のヒットを受けて当時の最新作との売りで’79年5月に公開された日本公開第2作。大手TV局の無理な契約に縛られる売れないタレントの悲哀を、わかりやすいドタバタ喜劇風味を織り交ぜて描いたコメディ。わたくしのMr.Boo!初体験が本作なので、個人的にベスト1の作品。無理な契約にがんじがらめ状態のマイケルたちが局長の部屋に忍び込んで契約書を盗もうとするが→用心棒に見つかり失敗→追っかけっこ。。。このあたりの怒涛の展開が見所かなぁ。チリチリのおばさんパーマで頑張るマイケル、インパクトあり過ぎ(笑)。わかりやすい視覚的なギャグが多いので、まだMr.Boo!シリーズを見たことない方には本作から見ることをオススメします。ビルから命綱なしでぶら下がったり、何気に危険なことやってますよぉ(さすが香港映画)。ちなみに”インベーダー作戦”となってますが、別にインベーダーゲームは出てきません(笑)。当時流行ってたからつけただけなんでしょう。劇中、用心棒に追われるマイケルが迷い込む生放送中のダンスショーの扮装がちょっと宇宙人っぽいってだけです(爆)。ちなみにこの時のBGMが何気にカッチ良かったりするのですが。
”ぱっぱっぱぱっぱっ!”のスキャット(クセになりそー/笑)で始まる主題歌、ひたすらテンション高くていい感じ♪


○アイ・ラブ・ユー/モダン・ガードマン (’81)  〜『新・Mr.Boo!アヒルの警備保障』シングル盤


画像 前作から約3年のブランクの後、”新・Mr.Boo!”として突如封切られた第4弾。タイトルの通り、今回は老舗の警備保障会社を舞台にしたドタバタ劇。今回活躍するのは今までの作品では脇役的キャラに甘んじていたリッキー。A面の『アイ・ラブ・ユー』はサムをアーティストとして売り出そうという路線で作られた曲らしく、本作では使われてないのでわたくしは未だに未聴です(汗)。で、B面が本作の主題歌なんですが、これがまたロック色の濃いアレンジの名曲!!でもセールス的にはあまり売れなかった様子(当時のインタビューで”香港ではあまりロック的アレンジの曲は売れないんだ”的な発言をしてたような)。間奏のギターとかえらいカッチョいいんだけどなぁ。あと挿入歌『印象』も切ないメロディ&アレンジがベタながらやっぱり名曲!
では本作の香港オリジナル予告編をご覧ください↓

http://www.youtube.com/watch?v=JmWOpfqlilA


さてマイケル、リッキーと組んで次々送り出された『Mr.Boo!』シリーズですっかり大スターとなったサム。ここで彼に設立間もない新映画会社から声がかかります。それまで香港映画といえば”クンフー映画”というイメージしかなかったのですが、そのイメージを覆そうと”クンフーアクションは絶対にせず現代劇しか作らない!”をモットーとしたシネマシティカンパニーです。脚本家のレイモンド・ウォン、イギリスの映画学校への留学経験もある俳優カール・マック、ジャッキー・チェンの『スネーキーモンキー蛇拳』や『ドランクモンキー酔拳』でジャッキーをいじめるイヤな師範代を演じていたディーン・セキ。これら野心家たちとガップリ4つに組んで作られたのが、香港映画の歴史を変えた傑作コメディ『悪漢探偵』(’82)なのです!!


以下、次回に続く!!(ホントか?!)

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タイトル (本文) ブログ名/日時
70年代香港ポップス'半斤八両'
前も書いた伝説のベタベタバカ映画Mr.BOOの曲の話。 ...続きを見る
ひみつの花柄
2008/08/16 03:45

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
サムいいっすね〜
わたしも大好きです
(。・_・。)ノ
URL
2009/03/28 07:35
はじめまして!!

サムって、現在活動しているんでしょうか?!もしまだなら早く復活してほしいのですが。。。。
ふぁぶ
2009/03/29 20:49
91年に引退。2004年に復帰してます。香港では活動してるらしいです。サムの息子がデビューしてます。
(。・_・。)ノ
URL
2009/04/01 17:50
おお!!サム、復帰してるんですネ!!(感涙)しかも息子さんも活躍してるとは(驚)。

そーいえばリッキーも歌手やってるんですってね〜。むかし社員旅行で香港(返還直前)行ったとき、HMVでリッキーのコーナーにCDがたくさんあってビックリした記憶があります(笑)

ふぁぶ
2009/04/08 22:24

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