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zoom RSS ひたすら戦う102分!!! ジミー・ウォング『ドラゴン武芸帖』(’71)

<<   作成日時 : 2012/07/15 02:27   >>

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やっとこ今年2回目の更新!!えろうすいまへん。。。。。最近年のせいか家にいるときは音楽聴いてひたすら寝てるというグータラな生活態度なので(汗)。職場が冷暖房無しの環境なのでなおさらです。家では死んどります、ハイ(泣)。

画像ってなわけで毎度の死人のような休日に(笑)、久々にDVD&CD棚の奥から見つけたのが、もう数年前に買った、ジミー・ウォング先生の傑作のひとつとされている『ドラゴン武芸帖』の台湾盤DVD。なぜ台湾盤かと申しますと、コレ、日本盤DVDは出ていないのです。
いま香港映画(台湾映画も含む)のDVDはそれこそ星の数ほどリリースされてますが、我が国のジャッキー・チェンブーム以前のアジア映画のDVDって、ほとんど国内盤ソフト化されていないんです。ここ数年ですよ、この時期のクンフー映画がポツポツと国内盤DVDになったのは。これを気にバシバシDVD化してほしいんですが、やっぱ権利関係とか難しいんだろうな〜〜。。。。

ブルース・リーの『燃えよドラゴン』(’73)から始まった我が国の香港映画ブーム(当時は”空手映画”と呼ばれてました)ですが、’73年12月の燃えドラ公開後年明け’74年は、大変なことになってます(笑)。’74年から、ジャッキー映画初上陸の’79年までの公開作品を見てみると、ブームの衰退・復活の様子がわかると思います。

1974年   2月  『片腕ドラゴン』 ※ジミー・ウォング
         3月  『怒れ!タイガー 必殺空手拳』
             『帰って来たドラゴン』 ※ブルース・リャン&倉田保昭
4月 『嵐を呼ぶドラゴン』
             『危うし!タイガー』
             『ドラゴン危機一発』 ※ブルース・リー
             『吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー』 ※ジミー・ウォング
             『子連れドラゴン 女人拳』
             『武道大連合 復讐のドラゴン』 ※リー・フォアマン&倉田保昭
         5月  『地獄から来た女ドラゴン』
             『ドラゴンの逆襲』
             『戦国水滸伝 嵐を呼ぶ必殺剣』 ※ジミー・ウォング
             『必殺ドラゴン 鉄の爪』
         6月  『女ドラゴン!血闘の館』 ※シャンカン・リンホー&倉田保昭
             『激突!ドラゴン稲妻の対決』
             『怒れるドラゴン 不死身の四天王』 ※ジミー・ウォング
             『アンジェラ・マオの女活殺拳』 ※アンジェラ・マオ サモ・ハンキンポー
         7月  『キング・ボクサー大逆転』
             『ドラゴン怒りの鉄拳』 ※ブルース・リー
             『電光飛竜拳』
             『カラテ愚連隊』 ※ジョン・ウー監督デビュー作
     8月 『無敵のゴッドファーザー ドラゴン世界を征く』 ※ブルース・リャン&倉田保昭
         9月  『残酷ドラゴン 血闘竜門の宿』 ※リバイバル上映
        10月 『用心棒ドラゴン』 ※倉田保昭
        11月  『暗黒街のドラゴン 電撃ストーナー』 ※アンジェラ・マオ ジョージ・レーゼンビー
             『ドラゴンvs七人の吸血鬼』 ※香港・イギリス合作
        12月  『空手ヘラクレス』
             『いれずみドラゴン 嵐の血闘』 ※ジミー・ウォング
1975年   1月 『ドラゴン武芸帖』 ※ジミー・ウォング
            『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』 ※ブルース・リー
         7月  『悪魔の生首』 ※池玲子(!)
        11月 『ダイナマイト諜報機関 クレオパトラ・カジノ征服』 ※香港・アメリカ合作
1976年   1月  『金瓶梅』
        5月  『スカイ・ハイ』 ※ジミー・ウォング 香港・オーストラリア合作
        9月  『実録・ブルース・リーの死』
        11月 『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』 ※ジミー・ウォング
1977年   3月 『蛇姦』
            『空飛ぶ十字剣』 ※3D映画
         9月 『新・死亡遊戯 7人のカンフー』
        11月 『新・金瓶梅』
1978年   3月 『北京原人の逆襲』
         4月 『ブルースリー死亡遊戯』 ※ブルース・リー
1979年   2月 『Mr.Boo!ミスター・ブー』
            『ブルース・リーを探せ!』
         5月 『Mr.Boo!インベーダー作戦』
         7月 『ドランクモンキー酔拳』 ※ジャッキー・チェン
        12月 『スネーキーモンキー蛇拳』 ※ジャッキー・チェン
            『Mr.ノーボディ』
            『フラミンゴ殺法 天中拳』
            『Mr.Boo!ギャンブル大将』


壮観ですネ。ブームというのは恐ろしい(笑)。’74年の公開本数はなんと28本!!!配給会社も”野原でタイマンはってる映画ならなんでもいい!”みたいな感じでロクに見もせず買い付けていたのでしょうか。結局クンフー映画ブームではなくて”ブルース・リーブーム”だったことがわかって、’75年からは激減です(笑)。しかも『金瓶梅』や『蛇姦』といったポルノや猟奇モノまで入ってます。このあと『ミスター・ブー』で香港コメディが認知され、そのすぐ後にジャッキーの『酔拳』がやってきて。。。。。。また香港映画ブームがやってくるんですネ。

画像さて、その不遇時代の’75年にひっそりと公開されたのが、ジミーさんが監督・主演した『ドラゴン武芸帖』なんですが、これがですね、傑作なんですよ〜。
あ、物語はですね、いたって単純。九華山の奥地に要塞を立て、悪を牛耳る首領チャオ率いる盗賊一味。彼らに立ち向かうのが、チャオ一味に現金輸送警護をしていた父を殺されたホン(シャンカン・リンホー)と、武術修行の旅をしている鉄拳パオ(ジミー・ウォング)。彼ら2人がチャオを倒すまでが描かれています。

ね?単純でしょ?(笑)。この作品の何が素晴らしいって、単純な物語ながら、観客を飽きさせまいというジミーさんの心意気(?)が随所に見てとれるんですよね〜。チャオ一味にいる四天王みたいなヘンな武器使いとか、いいアイデアです。双手三日月剣とかソロバンを使った殺陣とか(笑)。
女性アクションスター、シャンカン・リンホー(写真→)の短剣二刀流の殺陣はホントカッコいいです。ヘナチョコなジミーさんの殺陣とは大違いです(笑)。夜中に単身チャオ一味の要塞に乗り込んで、まぁ手下たちをバッサバッサと切りまくります。ここは見せ場ですね、うん。やがてチャオと一騎打ちするも、かなわず捕まってしまいます。

画像ここで片目のならず者を装ってチャオ一味に入り込むパオ。隙を見てホンを助けだしますが、立ちはだかるチャオ一味。ここからの数十分間、もう格闘格闘、また格闘(笑)。いろんな武器はもちろん、目をみはるのが、八方火縄責めという技(写真←)。相手を取り囲んで、それこそ八方から火のついた縄を放って動けなくするんですね。今じゃCGで簡単にやるんでしょうけど、この映画では、ほんとに火のついた縄でやってますよ(笑)。すげーなー。ジミーさんも、リンホーさんも、ほんとにヤラれてます(笑)。

最後はジミーさんと、首領チャオの一騎打ち。要塞の外に出て、お堀の中まで入り込んでの、それこそ死力を尽くした決闘です。地上での格闘はもちろんなんですが、腰までつかるくらいの川での、人海戦術とか、ほんといろんなアイデアを試してるんですよね。ジャッキー・チェンのハイクオリティな殺陣を見慣れてるうちらからすると、少々ヤボったい動きではあるんですが、こーゆー面白い趣向を入れているので全然楽しめるのです。ジミーさん恐るべし!!
ジミーさんがチャオとの対決に備えて作った、普段はベルトとして装着できる、ペナペナの剣とか素晴らしいです。そして一進一退の攻防は、なんと朝まで続きます(笑)。チャオの鉄杖剣は、敵の刀をカチッと掴む仕掛けがしてあるんですが、ジミーさんも自分の刀にその仕掛けをして(笑)、そーゆーズルイやり方には、あくまでズルイやり方でし返します(爆)。ヒーローらしからぬ、狡っからいやり方でやっつけるのがジミーさんの真骨頂ですなぁ〜♪

そしてチャオを倒したと同時にジ・エンドと(笑)。重傷を負ったホン姉さんは無事なのか?!という、こちらの心配などそっちのけです。。。。。。

他にも、ジミーさんがチャオの要塞に向かう近道の途中で、古い寺院に泊るんですが、ここでキョンシーの格好をした強盗が出てくるんですよね。サモ・ハンが『鬼打鬼』でキョンシーを出すのはこの7、8年後くらいですから、この辺も早いです。
あと、劇中かかるBGMが、チープなオルガンのインストでなかなかいい味出してます。なんか’70年代の東映作品で流れてそうな感じ。ひょっとして無断使用なのかしらん(笑)。ジミーさんはこのあと『片腕ドラゴン』でアイザック・ヘイズの『シャフト』を、『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』でノイ!やクラフト・ワークを無断使用してますからね(笑)。

あ、ちなみに、この作品は大スターであるジミーさんと、これまた女性アクションスターであるリンホーさんの、いわゆる2大スター競演作みたいなところが売りだったんですが、これ以後、この2人が共演することはありませんでした(笑)。映画の中のキャラと同じく、リンホーさんはかなり勝気な女性だったようで(顔つきからそうですが/笑)、これまた親分キャラだったジミーさんとは、そりゃ馴染まないわなと(苦笑)。。。。。。。
そーいえば、リンホーと何度も共演したことがある、我が国が誇るアクション・スター倉田保昭センセーが”リンホーさんは化粧時間が長くて参ったなーーー”と何かのインタビューでおっしゃってました(笑)。


ところで、今回の記事を見て『ドラゴン武芸帖』を見たいと思った奇特な方(笑)、DVDは売ってる業者を探すのがめんどくさいってのがありますが、なんとなんと、某有名動画投稿サイトにまるまる本編落ちてます(爆)。もちろん日本語字幕はありませんので悪しからず。わたくしはDVDを英語字幕表示で見ましたが、ぶっちゃけ字幕なしでも困らない、ほんっとに単純なお話ですから(笑)。とにかく格闘!格闘!また格闘!!です。

あ、そうそう、劇中何度か登場する、野原にあるえらい貧相な食堂で出てくるメニューが、やたら美味そうだったなぁ(衛生的にどうだろって感じですけど/笑)。

○『ドラゴン武芸帖』  まさかの本編全部です!!(笑)

 http://www.youtube.com/watch?v=Ok8XfWWD8f4



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわー!!久々の更新ですね!!
相変わらず濃い(笑)
しかしジミーさん、音楽の趣味よすぎですよね!!
あと、年表にあるイケレイの「悪魔の生首」ってやつ見てみたいです!!そんなの出てたんですね!!
昨日の夜、寝るときなんとなくイケレイの事考えてたんすよ(笑)
「あれでハタチそこそこかあ…あんな色気のあるハタチいないだろうなあ」とか(笑)「同い年くらいでイケレイみたいな人を彼女にしたいなあ」とか…
あっ、それはどうでもよかったですね(笑)
コンボイくん
2012/07/15 03:43
お!カキコありがとうございます〜。お互い夜更かしですナ(笑)。
ジミーさん、単に映画完成した時に流行ってた曲を使ったような気がする(笑)。でもアジアの片隅でノイ!やクラフト・ワークを知ってたってのが凄いか(爆)。
『悪魔の生首』はオイラも見たいんだよな〜。ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画に出てる俳優と池玲子が共演って。。。20歳ちょい過ぎであの艶っぽさだもんなぁ〜。予告編見ると、チープな電子音楽&シュールな映像が素晴らしくて。。。。ちなみにこちらで予告編見られるよ↓

http://www.youtube.com/watch?v=Z7lIyKYjrWk
ふぁぶ
2012/07/15 04:52

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