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zoom RSS ゴダール4本立てオールナイト!!!  〜’11 1/8(土) 池袋・新文芸坐〜

<<   作成日時 : 2011/01/16 23:18   >>

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どもぉ〜〜〜!!って何事もなかったように出てきましたが、いや〜〜〜去年、2010年は更新がたったの2回!!!どぉ〜もすいません(汗)。。。。。。もう若くはないのでなかなか更新する気力がなくてですね(苦笑)。
でも書きたいことは全然あるので、やめる予定はありませぬので。こちらを見てくださるごく少人数の方々、ご心配なさらずに(心配してないか/笑)。

さて、年明けました、2011年。地デジに変えにゃあかんのですが、相変わらずのアナログ生活。今年もね、昭和趣味全開でいきますよ、ハイ。



ってなわけで気持ちを改めての更新一回目は、“難解”なイメージしかない(笑)、フランスのヌーヴェルヴァーグの旗手の一人、ジャン・リュック・ゴダールの映画4本立てオールナイト上映に行ってまいりました!!!

場所は老舗名画座の池袋・新文芸坐。オールナイトなんて、もう何年ぶりだろか。今の職場の短期バイトが縁で知りあった趣味友達の青年と行ってまいりました。今回の上映作品は

○『女は女である』 (’61) 主演:ジャン・クロード・ブリアリ アンナ・カリーナ ジャン・ポール・ベルモンド

○『彼女について私が知っている二、三の事柄』 (’66) 主演:マリナ・ヴラディ ジョゼフ・ジェラール

○『男性・女性』 (’66)  主演:ジャン・ピエール・レオ シャンタル・ゴヤ マルレーヌ・ジョベール

○『ゴダールのマリア』 (’84) 主演:ブルーノ・クレメル オーロール・クレマン レベッカ・ハンプトン

の4本。ゴダールの映画はいわゆる“娯楽映画”ではないのでキツイかもと思いつつ(笑)、やっぱり青年に『女は女である』と『男性・女性』の2本をぜひ劇場で見ていただきたかったので。



画像上映は22:30からスタート。一本目は、個人的にゴダール作品の中で一番チャーミングで面白い作品だと思う『女は女である』。
私生活でもゴダールとアンナ・カリーナが結婚したばかりの頃でしょうか。まぁ〜〜アンナ・カリーナをとても可愛く、そして綺麗に撮ってます。まだゴダールも政治運動に心奪われる前の作品なので、難解な政治的主張のシーンもなく、普通にラブコメとして楽しめる作品だと思います。

ゴダール初のカラー作品。それできらびやかな印象があるんでしょうか。
オープニングの、オーケストラのチューニングの音をバックにスタッフの名前等が次々と出てきて、”ライト、キャメラ、アクション!!”というセリフに主演の3人であるブリアリ、カリーナ、ベルモンドの3人の名前&映像が乗るとこなんか良くできてるなぁ〜〜と。そしてタイトル。間髪入れず流れるシャルル・アズナブールの『のらくらもの』、きらびやかなストリングスに、美メロが乗って。。。。。もうね、至福の瞬間(笑)。

物語はいたって単純。同棲生活をしているアンジェラ(アンナ・カリーナ)とエミール(ジャン・クロード・ブリアリ)。そしてアンジェラに思いを寄せるアルフレッド(ジャン・ポール・ベルモンド)の、3人のお話。アンジェラが”24時間以内に子供が欲しい!!”というわがままに、男二人が振り回されるという、ただそれだけ(笑)。一番可愛かった頃のアンナ・カリーナの美貌と、作曲家ミシェル・ルグランのいい仕事ぶり、この2つだけでもう満腹な作品ではあります。
それと原色を使ったセットや衣装にも目が奪われます。映像のところどころにスランスの国旗の色でもある赤・青・白のトリコロールを配した、その色彩感覚も、それまでにないもの。それに独特な編集技術、音の切り貼りの仕方。。。。いろいろな面で、新しい”ヌーヴェルヴァーグ”たる所以な部分が見どころ、聴きどころであるといえます。
喧嘩をしようとする主人公2人が、こちら(観客)に向かって挨拶をしてから始めるシーンとか面白いデス(笑)。

画像アンナ・カリーナの美しさはもちろんですが、ジャン・ポール・ベルモンドのカッコよさもまた良いんですよねぇ(←写真)。いわゆるカチッとした2枚目ではないんですが、佇まいや身のこなしから出てくるカッコ良さとでも言えばいいんでしょうか。
このアンナとベルモンドが、ダラダラとどーでもいい会話を続けるシーンで(笑)再度流れるアズナブールの『のらくらもの』、ここではじっくり聴けるんですが、この歌詞がまた深かったりするのです。
お前のそのみっともない姿はなんだ。いつもふくれっ面で、頭にカーラーを巻いて、すっかりくたびれた体、すぐ喧嘩腰になる。。。。。とまぁ、不満タラタラな感じなんですが(笑)、お前を口説いた時はとても綺麗だったじゃないか、あの頃に戻っておくれ、今でも好きなんだから。。。みたいに続くわけですよ。くぅ〜〜、深い、こりゃ深い。ま、男にも責任はあるんですけど(笑)、やっぱパートナーに対する思いやりみたいなモノは、いつまでも忘れないようにしたいものと思わせてくれる、素敵な歌なんですよねぇ、この曲は。

さて、ぜひ皆さんにも見ていただきたい作品なんですけど、某動画サイトにこの作品のいいところを上手く編集したモノがありました。BGMがフランク・ザッパの『ピーチズ・エン・レガリア』という、このチョイスも素晴らしいです(笑)

○『女は女である』トリビュート動画↓

 http://www.youtube.com/watch?v=dby0CpgBwV4&feature=fvst

○『女は女である』 シャルル・アズナブール『のらくら者』が流れるシーン

 http://www.youtube.com/watch?v=XCoMxUkA2aI


画像さて、10分間の休憩のあと、次に上映されたのが『彼女について私が知っている二、三の事柄』(’66)。これはまだ未見だった作品。ゴダール作品はアンナ・カリーナやブリジッド・バルドー等、有名な女優さんが主演しているイメージがあるんですが、この映画は有名な女優さんが出てないのでとっても地味な印象。急速な都市化が進むパリの団地に住む主婦たちの売春の実態をテーマにした作品ということだけは知っていたので、どんな作りなんだろと興味しんしんで鑑賞したんですが、いや〜〜〜難解でした(笑)。この映画では既にゴダールの政治に関する興味がいたるところに散りばめられてます。主演のマリナ・ヴラディ(写真左→)はロシア系の女優さんだそうで、かなりがっしりした体格(笑)。この映画はドキュメンタリータッチなインタビューが急に挿入される作りなんですが、主演女優の地味な感じが、よりリアルな感じを醸し出してる印象。

そして全編にかぶさる、囁くようなナレーションを担当しているのはゴダール自身。もうね、何を言ってんだかチンプンカンプン(笑)。パリの急激な都市化を背景に、な〜〜んか小難しいことをブツブツ呟いてるんです。
でも映像はなんかスタイリッシュで綺麗なんですよねぇ。登場人物が着る服も原色を多用した、現実離れした服で。
そうそう、見てて思ったのは、登場人物同士がただひたすら喋っているのをダラダラ流すシーンの多いこと(笑)。たいてい映画の会話シーンって会話に沿って物語が進展してゆくもんじゃないですか、普通は。次のシーンに行くための重要な会話だったり。ゴダールの映画って、こーゆーのって全然ないんです(笑)。ただひたすら喋ってるのをずーーーっと撮ってる。これって言いかえれば”リアル”な映像ってことになるんですよね。普段の生活って、ほんと何気ない言葉を交わして、劇的な進展のない、平安な日々を送ってるわけじゃないですか、私たちは。それを撮ってるってことなんですね、これは。まぁ、リアルなのかぁとわかっても、退屈なことに変わりはないわけで(笑)。

画像随所に入るゴダールのナレーションの難解さも、退屈さに拍車をかけます(爆)。しかも途中でインタビューみたいなシーンも入るので、ほんとフィクションとノンフィクションの境目もよくわかりません。
主人公の旦那が妻と待ち合わせしてる喫茶店で、となりに座った女の子と話すシーンがあるんですが、途中から女の子にHなことを言わせようとするヘンな展開になるし(笑)。もういつの間に”女の子に突撃インタビュー”状態にいつの間になってるという(苦笑)。
そして突然挿入されるベトナム戦争のスチール。ん〜〜、ほ〜〜んとに訳わからん(笑)。
主人公の旦那も、仕事が終わって帰宅すると、ラジオみたいのいじって無線を傍受してるんですよね。これもよくわからん(笑)。

ラスト、”ゼロ地点に戻った。これから再出発だ”みたいなナレーション。見ているこちらは”?”なんですが、ゴダールはこの作品のあと、強烈な共産主義称賛映画『中国女』(’67)、より政治的発言が増す『ウィークエンド』(’67)、ストーンズの名曲”悪魔を憐れむ歌”の制作過程と、ブラックパンサー党の黒人解放運動を並べた『ワン・プラス・ワン』(’68)といったより政治運動に寄った作品を発表。そして完全に商業映画制作を辞め、ゴダールという名前を封印して政治的プロパガンダ映画を撮ることになるわけで、よく考えると”再出発”というワードを使ったのはこういうことかということはなんとなくわかります。

でもねぇ、退屈なんす、ほんとに(笑)。


画像退屈ななか、青年もここまで眠らずにがんばっている様子(笑)。休憩をはさんで次の作品は『男性・女性』。こちらはモノクロ作品。この作品も政治的内容のセリフ等あるんですが(主人公が政治運動している設定)、アイドル歌手シャンタル・ゴヤ(写真→)が出ているので”可愛いなぁ〜〜”と思いつつ見られるってとこが救いでしょうか(笑)
あ、ゴヤちゃん、可愛いんですけど、映画では特別可愛く撮ってないんですよね、なんか醒めた感じで撮ってる。”夢見る少女“みたいな撮り方ではなく、ほんと現実的な、ごく普通の女の子。ま、これが”リアル”ってやつでしょうか(笑)。

政治運動をしている背年ポール(ジャン・ピエール・レオ)と、歌手のマドレーヌ(シャンタル・ゴヤ)の日常。ただこれだけ(笑)。途中ゴダールお得意の、急にドキュメンタリータッチになってインタビューみたいなシーンもあります。ミス・キャンパスだという女の子(たぶん素人)に、難しい政治的な質問を浴びせるという、ある意味イジメともいえるシーン(笑)。
そういうえば、わたくしが初めて見たゴダール映画って確かこれなんですよねぇ。”ゴダール”という名前しか知らなかった頃に、たまたまジャケットを見て気に入って買ったDVDが『男性・女性』と『女は女である』でした。いきなり『ウィークエンド』(’67)とかだったら拒絶反応をしめしてたかも知れません(笑)

画像’66年当時のパリの若者の生活を切り取って、淡々と綴っただけの映画なのに退屈しなかったのは、そのリアルな生活描写と、シャンタル・ゴヤちゃんの可愛さがあったからでしょう(笑)。
確かカメオ出演でチラッと登場するのがフランソワーズ・アルディとブリジッド・バルドー(!!)。アルディの登場シーンはよく見てないとわからないんですが、バルドーはほんとに濃いですねぇ〜(笑)。主人公たちが喫茶店で食事してる時に他のテーブルでマネージャー(?)か何かと打ち合わせしてます。もうね、佇まいからフェロモンむんむん(笑)。バルドーって初期はほんと女の子女の子してたんですが、この頃は既に超セクシー♪セルジュ・ゲンズブールと不倫して世紀のエロ歌『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』を吹きこむか吹きこまないかの頃でしょう、確か。
エロくてカッコいいころのバルドー、一見の価値ありです(笑)。

マドレーヌにホの字のポールと、マドレーヌや、その女友達の素っ気ない感じ、この温度差も見てて面白かったりします。わたくし男なんでなんとも言えんのですが、女の子同士の会話とか結構リアルに撮れてるんじゃないでしょうかねぇ。女性ってやっぱり現実主義で、醒めた感じとでもいいましょうか。
去年の年末にスカパーのシネフィル・イマジカで放送したゴダール生誕80年記念の特番で、ミュージシャンの鈴木慶一氏と菊地成孔氏のトークショーが放送されてたんですが、そこで菊地氏が”この頃はアンナ・カリーナと離婚した後だから、“女性”というものを醒めた目で見ていた”みたいなことを言っていて、あ、なるほど、だから”可愛い女の子”としては描いてないんだなと合点がいきました。ゴヤちゃんの姿は可愛らしいんですけどネ。

この作品はそ〜んなに難解ではないので、未見の方にでもオススメできるかな。’60sフレンチがお好きな方はぜひ♪映画のラスト、あの素っ気ない終わりにはほんとビックリしますけど(笑)。


画像さーーー、だいぶ夜中になってます。ゴヤちゃんが出てたので青年もまだ寝てはいないようです(笑)。最後に上映したのが『ゴダールのマリア』。’80年代のゴダール映画は見たことなかったので、こりゃ寝ちゃうかもと心配しながら鑑賞(笑)。
ゴダールという名前を封印して”ジガ・ヴェルトフ集団”なる名義で’60年代終わりから政治的プロパガンダ映画を
撮り続けていたゴダールは’79年に『勝手に逃げろ/人生』で商業映画に復帰。復帰後のゴダールはどんなん撮ってんだろと興味しんしんで見たんですが。。。。。。。

いや〜〜〜〜やっぱり難解でした(爆)。テーマは聖母マリア。キリスト教でないわたくしにはまったく難しい作品でして。。。。。
前半30分くらいが両親が離婚間際の家庭の女の子の話で、後半がハイスクールでバスケット部に入っている女の子の話なんです。自分てっきり前半の女の子が大きくなって、ハイスクールでバスケやってんのかなと思ったら、これ、ゴダールの3人目の妻であるアンヌ・マリー・ミエヴェルが監督した短編『マリアの本』と、ゴダールが監督した長編『こんにちは、マリア』をつなげた作品なんですね!!!言われないと全然わからんですよ、これは(汗)。

『こんにちは、マリア』で主人公が”処女のまま妊娠した”という設定は、あ、マリア様の話を現代に置き換えてるんだなぁとなんとなくはわかったんですが、やっぱ宗教観の違いってのがあるのであんまり感情移入できないってのがありますね。。。。。
でも見てて感心したのが、ゴダールはほんと綺麗な女優さんを探してくるなと。たぶん無名な女優さんたちだと思うんですが、みんなほんとに綺麗♪あとやたらヌードシーンがあるのもビックリでした(笑)。

見終わって思ったのは、’80年代になっても相変わらずゴダールは難解なんだなと(爆)。青年も力尽きて途中寝てしまったそう(爆)。”途中寝てしまったので内容よくわからなかった”と申してましたが、全部起きて見てたわたくしもわからなかった(爆)。

時間は既に5時半をまわってました(笑)。久々のオールナイト、しかもゴダール(笑)。ある意味ガマン大会的な様相を呈してましたが(笑)、なんとか乗り切りました〜〜。
『女は女である』と『男性・女性』は一見の価値ありですヨ。興味ある方はぜひ♪

朝の寒いなか、頭に?マークを浮かべ、寒さに縮みあがりながら池袋の街に出て行く男二人でございました。。。。チャンチャン。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
師匠!!ごぶさたです!!青年ことHです!!(笑) 
久々に覗いてみたら,更新されてるじゃないですか!!(驚!!)
僕もやはり,「女は〜」と「男性〜」が印象に残っていて,2本目と4本目は多少の映像しか記憶してません(汗)あと,館内は異常に暑く.外は異常に寒かった(笑)
また近いうちに面白そうなのがあったら,是非誘って下さい!!
J_H
2011/02/01 22:59
あらら!どぅーもどぅーも、フローリアンHくんではございませんか(笑)。
久々にコメントがついていてビックリしましたヨ。あざぁ〜〜っす!!!
よくぞオールナイトを乗り切ってくれました(笑)。映画の退屈さより、館内の暑さがキツかったなぁ〜〜〜。

今月中にまたお誘いすると思いますんでそん時は夜露死苦〜〜〜。
ふぁぶ
2011/02/03 21:09

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