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zoom RSS 子供番組に日活ロマンポルノ・テイストが融合!!(笑) 〜『電撃!ストラダ5』(’74)

<<   作成日時 : 2010/01/11 01:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 26 / トラックバック 0 / コメント 3

画像さて、このブログでもたびたびネタになっている“日活ロマンポルノ”ですが(笑)、このスタッフ&キャストがそのまんま子供番組にスライドしてしまった作品があるのをご存じでしょうか?!特撮マニアの方なら”あ〜〜〜、あれね(苦笑)”と反応してくれるであろうトホホな作品、『電撃!ストラダ5』(’74)です。

’74年と言えば、日活ロマンポルノもすっかり軌道に乗り、傑作が次々と生まれていた時期です。このストラダ5が放送されたのが’74年4月5日〜6月28日。NET(現・テレビ朝日)で毎週金曜19:30〜20:00というゴールデンタイムに放送されてます(驚)。

国際的犯罪組織ビッグノヴァに対抗すべく、国際秘密警察の秘密チーム”ストラダ5”が結成され、選ばれた5人の戦士の活躍が描かれているのですが、なんかね、微妙にダサダサなのですよ、コレが(笑)。この5人、普段はもちろん私服なんですが、最後、戦う時におそろいの戦闘服になるのですが、これがまずダサい(笑)。ヘルメットも先端が尖った部分があって、アクションシーンになるとそれが顔に当たって痛かったみたいで、俳優さんたちはかぶるのを嫌がったとか(実際、ほとんどヘルメットをかぶらない回もあり/笑)。

あ、ストラダ5の面々はこんなメンツ。

ストラダ1:ペガサス(岡崎徹)、ストラダ2:オリオン(地井武男)、ストラダ3:アポロ(剛達人)、ストラダ4:ルナ(小野進也)、ストラダ5:アンドロメダ(山科ゆり)。で、彼らを束ねるリーダー:ジュピター(宍戸錠)。

画像ね、こがまた無駄に豪華(笑)。岡崎徹はこの年に主演した『仮面ライダーアマゾン』の方が有名ですネ。この『ストラダ5』でも物語の軸になってたりしますが。刑事である彼の父親(小松方正!!)がビッグノヴァに殺されるんですが、その時父親と行動を共にしていたのが地井武男。ストラダ5でチームメイトになっても”親父のことは別だ。いつか決着をつけてやる”と常に言っている。このストラダ1、結構チームの和を乱しがちなのも問題です(笑)。みんなよく我慢してると思う(爆)。顔もやたら熱血顔で、ちょっと暑苦しいデス。




画像剛達人さんは青春ドラマの3枚目(?)で有名でしょうか。この作品でもお寺の坊主役です(笑)。十数年前にはTVワイドショーでレポーターとかやってましたネ。
地井武男さんは、もう今や”ちぃちぃ”の愛称で有名ですよね(笑)。『ちぃ散歩』なるメイン番組もありますし。この頃はまだ”やさぐれキャラ”だったんですねー(写真↑ほとんどヤクザにしか見えない/笑)。東映やくざ映画とかにも出てました。
小野進也さん(写真→)は、この作品の2年前に作られた『ワイルド7』の飛葉ちゃん役が有名でしょうか。松田優作&中村雅俊の『俺たちの勲章』でも、印象的なチンピラ役やってましたネ。カッコいいですね〜。『ワイルド7』の時もそうだったんですけど、結構やんちゃそうな顔していながら、真面目な意外としっかりしたキャラでちょっともったいない気がします。ま、新入りの岡崎徹演じるストラダ1がワガママ野郎なので、小野さんは“大人キャラ”なんですね(笑)。


画像で、チームの紅一点がなんとなんと、山科ゆりさん!!(写真←)当時ロマンポルノに出まくっていた頃ですよ。そんな女優さんが子供番組のヒロイン役って。。。。。なんて大らかな時代なんでしょう(笑)。山科さんは“お姉さま”というより”妹”という感じ。確かこの年に秋吉久美子・高岡健二主演の『赤ちょうちん』にも出てるんですが、ちょこっと出るだけながら、すんごい印象的だったりします。”旬な女優”特有のオーラとでもいいましょうか、とにかく素敵なのです♪
あ、ちなみに『赤ちょうちん』、今月30日から始まるシネマヴェーラ渋谷の’70年代青春映画特集で上映されるようなので、興味のある方はぜひ♪傑作ですので。
話は戻って、ゆりさんは本作では、普段はファッションモデルという役。テレパシー能力を持っていて、物語中でもいろんなこと予知しまくってます。

同時代のヒーロー物と比べて異質なのはスタッフ&キャストのメンツというだけではなく、プロデューサーが衛藤公彦さんだということも言えそうです。衛藤さんが作ったプロダクションである萬年社が制作しています。萬年社制作の子供番組をあげると『レインボーマン』(’72)、『ワイルド7』(’72)、『ファイヤーマン』(’73)、『ダイアモンドアイ』(’73)、『破裏拳ポリマー』(’74)。。。と、超個性的な作品ばかり(笑)。『ワイルド7』は『ストラダ5』と同じく日活制作の人死にまくりドラマですし(笑)、『レインボーマン』、『ダイアモンドアイ』は川内康範センセー原作ですから(爆)。


さて、ここでこの『ストラダ5』が放送された’74年に公開されていた日活ロマンポルノの主な作品をあげると、

1974年

1月   『濡れた欲情・特出し21人』   監督・神代辰巳  出演・片桐夕子 芹明香
     『大奥秘話・晴姿姫ごと絵巻』   監督・林功     出演・小川節子 宮下順子 二条朱美

2月   『実録・ジプシーローズ』      監督・西村昭五郎  出演・ひろみ麻耶 二条朱美
     『OL日記・濡れた札束』      監督・加藤彰     出演・中島葵 絵沢萌子
     『四畳半襖の裏張り・しのび肌』  監督・神代辰巳   出演・宮下順子 芹明香

3月  『白い娼婦・花芯のかたまり』    監督・小沼勝    出演・山科ゆり 青山美沙

4月  『すけばん刑事・ダーティーマリー』 監督・長谷部安春 出演・梢ひとみ 宮下順子 (一般作)

5月  『鍵』                  監督・神代辰巳   出演・荒砂ゆき 観世栄夫

6月  『赤線最后の日〜昭和33年3月31日〜  監督・白鳥信一 出演・宮下順子 中島葵
    『花と蛇』                     監督・小沼勝   出演・谷ナオミ 坂本長利

8月  『現代娼婦考・制服の下のうずき』    監督・曽根中生   出演・潤ますみ 星まり子
    『くの一淫法・百花卍がらみ』       監督・曽根中生    出演・宮下順子 山科ゆり

9月  『(秘)色情めす市場』         監督・田中登    出演・芹明香 花柳幻舟
    『江戸艶笑夜話・蛸と赤貝』      監督・藤浦敦    出演・小川節子 ひろみ麻耶 ケーシー高峰
    『赤線玉の井・ぬけられます』     監督・神代辰巳   出演・宮下順子 芹明香

10月 『生贄夫人』              監督・小沼勝     出演・谷ナオミ 東てるみ

画像長谷部安春監督の『ダーティーマリー』は成人映画ではなく一般作品。小沼監督、田中監督、神代監督、それぞれの代表作が集まってます。ロマンポルノのムーブメントがある意味頂点に位置していた頃とも言えるのではないでしょうか。
そんなスタッフ&キャストが子供番組を作るって。。。。。豪華過ぎますよ、これは(笑)。上にあげた作品に出演していた女優や、監督が『ストラダ5』にも参加してるんですから!!正月休みに以前スカパーのチャンネルNECOで録画しておいた『ストラダ5』をダラダラ見ててビックリしましたよ(笑)。
一番ビックリしたのが、小川節子さん&梢ひとみさん(写真→)のゲスト出演。梢さんは一般作『ダーティーマリー』に出てますし、ロマンポルノでも『夜の禁漁区』(’73)、『実録おんな鑑別所・性地獄』(’75)、『暴行!!』(’76)という傑作に出演してます。気の強そうなお顔がクールで素敵な女優さんです。『実録女鑑別所〜』では、宇崎竜童さんと主題歌『煉獄のブルース』を歌ってるんですが、これがまた名曲だったりするんですよね〜。

あ、上のリストに名前のある女優さんでは、二条朱美さんも『ストラダ5』に悪役で出演してます。

画像
で、小川節子さんですよ!(驚)。ロマンポルノ初期から活躍されている女優さんで、主に時代劇モノで主演されてました。着物のイメージがあるので洋服姿はある意味、激レアであるともいえます。『ストラダ5』での、山科ゆりさんとの2ショット(写真↑)。ロマンポルノ女優2人の共演が子供番組で実現するとは!!!

画像日本女性的な、お淑やかな美しさが魅力の女優さんだといえます。原田芳雄さん主演の『無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ』(’73)といった一般映画や、TVドラマ『子連れ狼』でも柳生烈堂の娘役で出てました。このように一般作にもちょこちょこ出演してたようで、それで知り合った高岡健二さんとの結婚を期にすっぱり引退されました。
小川さんの作品は数作品DVD化されてますが、現代劇は『色情旅行・香港慕情』(’73)くらいで、あとはすべて時代劇モノです。小川さんの現代劇、見てみたいんですよね〜。『薔薇のためいき』(’72)や、主題歌を小川さんご本人が歌っている(写真←)という『怨歌情死考・傷だらけの花弁』(’73)はぜひ見てみたいです。名画座や、いわゆる成人映画館の上映スケジュールをいつもチェックしているのですが、なかなか上映してくれませんねぇ〜(泣)。

あ、ちなみに某動画サイトでこの小川節子さんの歌唱、聴けますヨ(笑)

○小川節子 『怨歌情死考・傷だらけの花弁』 場末のスナックが似合いそうな名曲です(笑)。

 http://www.youtube.com/watch?v=R5U6Rsh2ZYI


おっと、年明けからものすごい濃い話題で申し訳ない(笑)。今回紹介した『ストラダ5』、レンタル屋さんには置いてないだろーなー。。。DVDは出ておりますので、もし運良くレンタル屋さんで見かけたり、DVD屋さんで見かけたら、興味のある方はご覧あれ♪あ、ちなみに“面白い”とは言い難い作品ですので悪しからず(爆)

画像
うへっ!すいません、最後にまた写真貼ってしまいました(汗)。。。あ〜、小川節子さん、素敵すぎます!!!!
あ、ついでに『ストラダ5』のオープニング、貼っておきます〜〜(ついでかよっ!!)。歌っているチャーリー・チェイはニューロックバンド、ヘルプフルソウルのメンバーだった人で、アメリカ人と中国人のハーフ。声を聴いて!あ、この声聴いたことある!!”と思ったあなたは鋭い!!彼はチャーリー・コーセー名義で初代『ルパン三世』の主題歌を歌っておりますヨ。

○『電撃!ストラダ5』 オープニング。

 http://www.youtube.com/watch?v=AxRXTGNBM_M

○チャーリー・チェイ参加、ヘルプフルソウル『アルディンのテーマ』。手塚先生のエロアニメ『千夜一夜物語』より。

 http://www.youtube.com/watch?v=ttKvRVrU1aY

○初代ルパン三世オープニングテーマ『ルパン・ザ・サードのテーマ』

 http://www.youtube.com/watch?v=m7NXrlx-5Y4

○初代ルパン三世エンディングテーマ『ルパン三世主題歌U』。奥田民生もカバーしてましたネ(笑)

 http://www.youtube.com/watch?v=AbiH617OUqk

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内 容 ニックネーム/日時
電撃!ストラダ5・・・ 74年当時はバリバリ青春の私ですが、知らなかったです。
この時代の意外性に富んだ(?)キャスティングに比べると、現在のドラマって同じような顔ぶればかりでつまんないのでは?
ところで、樋口ファンサイトでこんなCD発売が話題になっています。
その名も「やさぐれファンク番外地編」!
http://www.cdjournal.com/main/news/muro/28447
私が知っているのは樋口さんが関わった作品だけなのですが、
他の映画に関してはふぁぶさんの解説を聞いてみたい気がします(^o^)
reikot
2010/01/14 22:55
reikotさん、こんばんは!!
あはは、青春真っ只中じゃ知らなくて当たり前ですヨ(子供番組ですから/笑)。今の役者さんはイケメンの、同じような顔のコばかりなので見分けがつきません(汗)。室田日出男さんみたいな”イイ顔”の役者さんがいないですねぇ〜。

ええ!?『やさぐれファンク番外地編』!?素晴らしい選曲のMIX−CDですねぇ。結構この頃のサントラってファンキーな曲多いんですヨ。これから樋口さんファンサイトの方におじゃましてカキコしてきま〜す♪
ふぁぶ
2010/01/17 23:22
『ワイルド7』は日活制作ではなく東宝系列の「国際放映」制作です。
玄界灘
2012/02/21 02:16

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