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zoom RSS 志穂美流アクションムービーの世界!  空手映画全盛期編(’74〜’75)

<<   作成日時 : 2006/10/12 23:43   >>

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テレビ東京の深夜映画枠では引き続き『女必殺拳』シリーズを放映中!ぜひチェックを!

テレビ東京 シネラバンバ枠 10/12(木)深夜2:55〜4:25 『帰って来た女必殺拳』

ひょんなことから実現した志穂美悦子第1回主演作『女必殺拳』。時は右も左も”ドラゴン”、”タイガー”、”ジャガー”の看板が踊る空前の空手映画ブーム。それまでケバい女どもが大暴れした女番長(スケバン)シリーズから入れ替わる形で東映の人気シリーズとなります。

画像’74年、志穂美悦ちゃん快進撃の開始です!まず千葉真一主演の”殺人拳”シリーズ第3弾『逆襲!殺人拳』にゲスト出演した後、シリーズ第2弾『女必殺拳・危機一発』に主演。

香港富豪から、行方不明になった娘・美麗の捜索を頼まれた紅竜(志穂美悦子)。手掛かりから日本に向かい、東京の宝石店で働く姉・白蘭(光川環世)と少林寺拳法の師・藤田(内田朝雄)と再会する。美麗行方不明のバックに大曽根(室田日出男)率いる大曽根興行の存在を知った紅竜は、大曽根のナイトクラブに潜入し、美麗たち若い女性の身体にダイヤを埋め込んで密輸する企みを知る。美麗を救出し、師の藤田にあずけたものの、大曽根の放った殺し屋に惨殺されてしまう。。。そして姉・百蘭も大曽根の情婦だったことがわかり。。。。






画像ってなストーリー。ま、例の如くストーリーはあってないのごとし。。。(笑)。ボス大曽根を演じる室田日出男さんの目むいての悪ノリ演技が見物!それと彼が雇う殺し屋たちのキャラも相変わらず強烈!冒頭から香港の路地裏での朝鮮拳法(そんなんあるのか?!)との対決から始まる手に汗握る展開。本位田3兄弟なるキャラも登場(3人並ぶと猪・鹿・蝶になる!/笑)。3男の役を後に『忍者キャプター』で水忍を演じる林大興が演じてます(これがデビュー作)。その他、モヒカン頭の刈谷俊介演じるモンゴル天空剣の使い手キング・ヘシウスや、安岡力也演じる密殺流拳法の使い手等。。。。。胸焼けするような濃い面々が続々と登場。助けた美麗が布団で休んでいると畳から槍が出てきて串刺し(!)、畳を突き破って現れる安岡力也。。。。ってもうホントにショッカーの怪人並みのインパクト!(笑)。凄過ぎ。前作同様、今回もエロ・残酷度は変わらず(苦笑)。目ん玉も飛び出ます(!)。それと忘れちゃいけない、”地獄突きの椿”役で出演している倉田保昭さん!当時既に香港で大スターだった和製ドラゴン(『Gメン’75』シリーズは有名ですネ)。主人公を助ける重要な役を演じてます。

そして千葉真一主演の正月映画『直撃地獄拳・大逆転』(バカ映画の傑作!!)へのゲスト出演で’74年を締め括ります。なお、この年はTVのレギュラーとして千葉真一、目黒祐樹、雪村いづみ共演の『ザ・ボディガード』に出演。

画像そして翌’75年は千葉真一主演の『少林寺拳法』へのゲスト出演でスタート。そして3月に公開されたのが主演3作目『若い貴族たち・13階段のマキ』です。

線路に縛り付けられたズベ公2人を取り囲むすけばん達。絶体絶命か!と思った矢先、背後に立つ女あり。その女は”なりは野良猫、心は貴族”を心情に野良猫グループを統制する日向真樹(志穂美悦子)。”あいつ、13階段のマキだよっ!!”とすけばん達が叫んでタイトルバック。おー、なんか今までの悦ちゃん映画とはちょっと違う感じ。すけばん達を蹴散らす姿はヒーローものの番組のよう(笑)。でも今までと違うのは悦ちゃんが”不良役”ってとこなんですネ。ただ『女必殺拳』の紅竜のイメージがあるので不良にはなりそうもない雰囲気があって、そこらへんに違和感があるかなぁ。
新宿のネオン街を横一列に並んで颯爽と歩く野良猫グループのカッコ良さったらもう!(笑)。ストリップ小屋から素っ裸で逃げてきた女を(笑)助け、やくざの大門組事務所に直談判に行くがとーぜん相手は逆上。でもそこは”13階段のマキ”、難なくやっつけます(笑)。
日にちは過ぎ、空きプールで胴着を着て空手の練習をする野良猫グループ(ズベ公がみんなで空手の修練するのか?!/笑)の前に、大門組がボクサー崩れの用心棒、江藤(南城竜也)を連れ仕返しに来る。だが真樹の心意気に好感を持った江藤はその場を立ち去る。

そんなある日、ドライブ中の野良猫グループの車を煽る一台のスポーツカー。乗っていたのは大門組と組む悪徳企業家・二階堂(近藤宏)の娘、悠子(大原美佐)だった。”私は今まで一度も謝ったことがないのよ”と高慢な悠子に怒った真樹は、悠子を砂浜に顔だけ出して埋めてしまう(!)。
怒った悠子は大門組組長・大門(名和宏)に頼んで用心棒・江藤と戦わせ、罠にハメて少年院送りにしてしまう。残った野良猫グループメンバーは大門組の売春組織に囚われる。。。
そして少年院では、大門の息のかかった所長(室田日出男)&院内を牛耳るすけばん達のいやがらせを受ける。やがてすけばんの親ボスとの決闘し、真樹は死闘の末、破る。そして所員とちちくりあう(爆)所長をこてんぱんにやっつけた後、すけばん達の親ボスの計らいで脱走に成功。
しかし、二階堂は大門との共同経営話を嫌がったことから殺害され、ひょんなことから父と大門の悪行を知った悠子は改心し、江藤と真樹に助けを求める。そして大門に無理やり結婚を強要されてしまう。。。
時がたち、2人の結婚発表会の会場に現れる真樹。”13階段のマキ”の鉄拳が炸裂する!!

必殺拳シリーズのマンネリ打破として”志穂美悦子meets女番長”を試みた意欲作。監督も山口和彦監督から『不良番長』シリーズでおなじみの内藤誠監督に交代。ただ悦ちゃんが大暴れすると、やはりスケバン映画から空手映画になってしまいますね(笑)。すぐ後に『女番長・玉突き遊び』に主演する叶優子ら、野良猫グループがいかがわしさ満点のメンツなのに対し、やはり悦ちゃんは爽やかすぎっ!ダブルヌンチャクも様になってマス。大門組に捕らえられた野良猫グループの面々が全裸でメリーゴーランドに縛られてるシーン等、東映独特の絵作り(苦笑)もインパクト大です。インパクトと言えば、悠子を演じる大原美佐の棒読みセリフも凄い(笑)。つい最近、東映の怪作の一つ『怪猫トルコ風呂』(’75)を見た時に”主演の女優、どっかで見たことあるなぁ〜”と考えてたら、大原美佐その人でした(笑)。
それからオープニングタイトルに流れる主題歌『13階段のマキ』は一聴の価値あり!!ヘロヘロな音程で”どぉ〜〜せこの世はぁ〜じゅ〜う〜さぁ〜んかぁ〜いだぁ〜ん♪と熱唱しております。おそらく今後CD化されることもないと思われます。。。。。。
この作品、むかーし今は亡き亀有名画座までわざわざ見に行った記憶があります(笑)。老夫婦お2人だけで切り盛りしていた素敵な劇場でした(閉館日は『トゥナイト』も取材してました)。。。。

画像そしてブームの冷めぬうちに!と間髪入れず4月に公開されたのが”脱・空手アクション”の試行錯誤を試みた意欲作『華麗なる追跡』です。監督は『女番長』シリーズの生みの親、鈴木則文さん。

実力派女性レーサー、矢代忍(志穂美悦子)。彼女は外国航路の船長だった父・正之が無実の罪(麻薬密売)で捕まり、刑務所内で謎の自殺を遂げ、母はそれが原因で病死した過去を背負っていた。そして単身アメリカに渡りアジア特別調査機構の麻薬捜査官となり、両親の仇である黒幕を追っていた。忍は青年紳士、貴婦人、尼僧、老婆、せむし女(!)、OLと変装を駆使して捜査を続け、かつての刑務所長(沼田曜一)、看守(山本昌一)、貿易会社社長(石橋雅史)、国会議員・猪俣(天津敏)たちが黒幕であることを突き止める。
そして、忍の決死の復讐がはじまる。。。。。。

というストーリー。悦ちゃんが本当にやりたかった”ロープウェーからぶら下がる”、”地雷源突破”などの、空手アクションではない”スタントアクション”を見せる為に作られたような映画。やりたいことがやれたので、悦ちゃん本人もお気に入りの映画のようです(笑)。冒頭から鈴鹿サーキットでのレースシーン。出てくるマシンのレトロなことと言ったら!(笑)。悦ちゃんも水玉模様のレーシングスーツを着てて可愛いんだけどなんかヘン。
そして本作で見逃せないのが、ポスターを見ても目立っているマッハ文朱!女子プロ
レス界の大スターだった当時の姿を撮っていたのは貴重なのでは?!歌も唄っちゃいます。悦ちゃんとの対決シーンも見物。しかし2人並んで見るとやっぱマッハ文朱でかいですねぇ。さすがプロレスラー。ちなみに劇中ではマッハ文朱のお父さん役で由利徹が出てます(マッハ文吉役!/爆)。
猪俣が雇う用心棒たちも『女必殺拳』の流れを汲んでいて超個性的(笑)。ただ今回は悦ちゃんの変装七変化があるのでちょっと分が悪いですネ(笑)。貴婦人に変装するのはいいんですが、エレガントな格好してるのに戦うから思いっきりガニ股構えに(苦笑)。老婆になっても、鼻筋のハッキリした顔立ちなのでよーくみればわかっちゃうけどなぁ(笑)。尼僧姿は、のちの『二代目はクリスチャン』への布石でしょーか。
ラストの地雷源での戦い→ロープウェイでの攻防は、JACアクション炸裂の名シーンではないでしょうか。爆薬の量がハンパじゃないっすよ、ホント。それにトランポリンをうまく使った殺陣も見事。ソフト化もされてなくて、名画座にかかる機会もあまりない作品なのでなかなか見ることができないですが、未見の方はぜひご覧になっていただきたい佳作です。スキャットが印象的なテーマ曲も素敵♪正味83分くらいなのであっという間です。何も考えずに悦ちゃんの美しさ(可愛さ)に浸れっ!!

画像悦ちゃんの快進撃は続きます。東映オールスターパニック大作『新幹線大爆破』、そして千葉真一の”空手バカ一代”映画化第一弾『けんか空手・極真拳』にほんのチョイ役でゲスト出演した後、必殺拳シリーズ第3弾『帰って来た女必殺拳』に主演します。

山口和彦監督の雑誌インタビュー読んでビックリしたんですがこの映画って、当初企画されていた映画がボツになった為に急遽2週間で撮る事になったというとんでもない経緯があったそうです。まぁ、このシリーズ自体似たり寄ったりの話なので問題はないようです(笑)。倉田保昭が悦ちゃんをサポートするという、前作『危機一発』とほとんど変わらない展開。敵ボスが山本麟一に変わったくらいでしょうか。目新しいキャラといえば、悦ちゃんの道場仲間(?)として登場するミッチー・ラブでしょうか(役名もミッチー/笑)。JACの新人で本作がデビュー作だったようです。『ジャッカー電撃隊』でハート・クィーンをやってた人です、といえばわかる人に画像はわかるでしょうか(笑)。沖縄出身のハーフの子で、本作撮影当時はまだ中学生だったらしいです(!)。さすがJAC出身だけあってアクションも難なくこなしてます。80年代を迎える頃には顔を見ることがなくなってしまったので女優を辞めてしまったのでしょうか?!もし消息をお知りの方はご一報ください(笑)

そしてこの年11月公開の、千葉治郎(『仮面ライダー』で滝和也やってた人。千葉真一の実弟)主演の『激突!合気道』へのゲスト出演で’75年を締め括ります。この年はレコードは出すわ、『燃える捜査網』、『ザ・ゴリラ7』といった傑作アクションドラマにレギュラー出演するわ、悦ちゃん大躍進の年だったといえます。

さて、空手映画ブームも冷めつつあった’76年はどうなるのか?!そのあたりはまた次回に!!(まだ引っ張るかよ/笑)

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