ロック&ムーヴィーフリーク別館

アクセスカウンタ

zoom RSS 中国伝統の武器による壮絶なウエポン戦!!〜秘技・十八武芸拳法(’82)

<<   作成日時 : 2006/05/14 23:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

画像かつて、自らの格闘哲学を元に”ジークンドー”なる格闘術を生み出し世界に”香港映画”を認識させたブルース・リー。
そのブルース・リー亡きあと、コメディクンフーから現代アクションを切り開き世界的アクションスターになったジャッキー・チェン。
”香港はクンフー映画だけじゃないゾ!”と泥臭い広東パワー炸裂のコメディ映画『Mr.Boo!』を生み出したマイケル・ホイ・・・・・・

多くのスターを生み出した香港映画界ですが、我が国ではそれほど認識されていない”重鎮”がいるのをご存知でしょうか?!

『国技としての”功夫(クンフー)”の凄さを描くために映画を撮る』

そんな大儀のもとに数々の傑作を生み出した、ラウ・カーリョン(劉家良)です。



どんな人かって?右上のDVDパッケージの右側にいる黒系の服を着て構えているのが彼です。この方、中国武術界の偉人、医者にして武術の使い手であるウォン・フェイホン(黄飛鴻)直系のお弟子さんです。あ、ウォン・フェイホンと聞いてピンと来ない方は、あのジャッキーが『ドランクモンキー酔拳』(’78)で演じた人物、もしくはジェット・リー(うちら世代ではリー・リンチェイと呼ぶほうがしっくりきますが)が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズで演じた人物です。それこそ香港では1950年代から映画化されている伝説の武術家なのです。そのフェイホンの弟子の一人であるラム・サイウォン(彼をサモハンが演じた『燃えよデブゴン7』も傑作!!)の弟子だったのがラウ・カーリョンの父親で、カーリョンは父からフェイホンから代々伝わる”洪家券”を伝授され、その技術を映画の中で人々に知らしめるために数々の作品を撮り、アジア各国で大ヒットさせた名監督なのです。

'60年代後半から香港の大手映画制作会社ショウ・ブラザースで武術指導として活躍したのち、’75年に『マジックカンフー神打拳』で監督に進出。実弟であるラウ・カーウィン、リュー・チャーフィーらと共に数々の傑作を生み出します。ちなみにリュー・チャーフィーは我が国では'83年の”少林寺ブーム”の際に公開された『少林寺三十六房』(’78)で来日したので憶えている人もいるかも。最近ではタランティーノの趣味映画(笑)『キルビル』でルーシー・リューの私設愚連隊クレイジー88のリーダー役で、ユマ・サーマンに両足ブった切りされてましたネ。

おっと、説明でだいぶスペースを取ってしまった(汗)。
そんなこんなで傑作を作り続けてきたラウ・カーリョンが、中国武術伝統の18の技術”武芸十八般”の凄さを描くべく満を持して作ったのが今回紹介する『秘技・十八武芸拳法』(’82)です。

画像
光緒の時代、清朝の総官リー・レンインは十八般武芸と神打法力の達人レイ・クン(ラウ・カーリョン)に義和団を設立させ、銃弾を生身で弾き返す神打拳士を養成させようとするが若い命が次々と失われることを悲しんだレイ・クンは義和団を解散させ姿を消した。
この不祥事を時の権力者である西太后に知れることを恐れたリー総官は、術士、茅山、神打(地壇と天壇)の3流派から刺客を送り、レイ・クン暗殺を企てるが・・・・。

というのが大まかなストーリー。3流派入り混じってレイ・クン暗殺をめぐり秘術を尽くして戦うのですが、全編凝った殺陣の連続で全く飽きさせません!!術士、茅山は平たく言えば妖術使い、神打は鉄の体を誇る気功系の秘術。相手を欺く隠し武器はもちろん、相手を催眠状態にして手元の人形と同じ動きをさせる奇想天外な技まで、もうその殺陣の多様さには口あんぐりで見入ってしまいます。神打の地壇の刺客を演じるのはリュー・チャーフィー。おなじみの坊主頭でカーリョンと息の合った殺陣を披露します。対する天壇の刺客を演じるのはカーリョン秘蔵っ子の女優ベティ・ウェイ(綺麗な方ですヨ)。男装の麗人キャラで華麗な殺陣を披露。そして茅山の刺客を演じるのは実弟のラウ・カーウィン。ラスト、ラウ・カーリョンとの対決では三節根、刀、剣、盾、九節鞭、トンファー、槍、特殊形状の武器の数々・・・・・そして素手で素晴らしいウエポン戦を展開。武器が変わるたびに画面にその武器名が紹介されるシーンはほんと画面に釘付けです。わたくしが友人の家で一緒に見た時は2人とも口あんぐり状態で”すげーー”を連発するしかありませんでした(笑)。B級カンフー映画とは”殺陣のレベル”が違い過ぎ。無形文化財状態です。”カチッ”とつま先まで”キマッてる”んですよね、体の形が。こういうのはちゃんとしたモノを身に付けてないと無理ですよねぇ。

う〜〜ん、こういうのはやっぱ字だけで表現するのは難しいですネ(苦笑)。ぜひぜひたくさんの方に見ていただきたい一品です。これが日本では劇場公開されてないだなんて勿体無さ過ぎです!!(今月やっと国内初発売されました)

もし近所のレンタル屋さんで見つけたら即借りてください!!


○本作、ラストのラウ・カーリョンvsラウ・カーウィンの息詰まるウエポン戦!!(ほんとスゴイって!!)

  http://jp.youtube.com/watch?v=M5LMRkc_V40&feature=related


※ちなみに他のラウ・カーリョン監督作品である、

『ワンス・アポン・ア・タイム・英雄少林拳』(’76)
『少林寺三十六房』(’78)
『中華丈夫』(’78)  ※邦題『少林寺vs忍者』(なんとかならんかこのタイトル/汗)
『続・少林寺三十六房』(’80)
『ワンス・アポン・ア・タイム・英雄少林拳・武館激闘』(’81)

これらの作品も見たら即借りることをオススメします!!



○上記作品から『武館激闘』でのラストファイト!狭い路地でのハイクオリティバトルは必見!!

  http://jp.youtube.com/watch?v=E7bi9MsKMuw&feature=related


○上記作品から『少林寺vs忍者』での三節根vsヌンチャク&トンファーによるスーパーファイト!!

  http://jp.youtube.com/watch?v=ZJnDElSIy8w&feature=related


○『酔拳2』より、ジャッキーチェンとの夢の共演!!老いてもなお凄いラウ・カーリョン!!

  http://jp.youtube.com/watch?v=5z_SkmTbDH0&feature=related
 


もっと極論を言いますと、武術指導のところに”ラウ・カーリョン”、もしくは”ユエン・ウー・ピン”の名前があれば、その映画の殺陣は絶対に素晴らしいです!!
ユエン家も兄弟で武術指導しており、今ではハリウッドで『キルビル』をはじめ『マトリックス』シリーズや『チャーリーズエンジェル』シリーズの武術指導をしている実力派です。

今まで”クンフー映画”を見たことない方々にこそ、ぜひ見て欲しい作品でーす。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
VISVIM サンダル
中国伝統の武器による壮絶なウエポン戦!!〜秘技・十八武芸拳法(’82) ロック&ムーヴィーフリーク別館/ウェブリブログ ...続きを見る
VISVIM サンダル
2013/07/10 06:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
中国伝統の武器による壮絶なウエポン戦!!〜秘技・十八武芸拳法(’82) ロック&ムーヴィーフリーク別館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる