ロック&ムーヴィーフリーク別館

アクセスカウンタ

zoom RSS 日活ロマンポルノの鬼才、小沼勝の魅力に迫る〜『サディスティック&マゾヒスティック』(’00)

<<   作成日時 : 2006/01/29 01:43   >>

かわいい ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 0

画像日活ロマンポルノ---------------------
’71年生まれである自分にはやはり”見てはいけないモノ”というイメージがいまだにあります(笑)。小学校6年の頃、いつも日活直営館の前を通って(ちょっと横目に見たりして/笑)東映の映画館にジャッキーチェンの映画を見に行ってましたが、中学生くらいになると気になってくるんですよね、そーゆー映画に。あの頃はもう日活ロマンポルノの末期だったはずですが、当時はそんなことも知らず”大人になったら絶対見てやる!”なんて考えてました(笑)。でも自分が成人になる前にロマンポルノは作られなくなり、その存在も忘れ去ってました(あ、ちなみにそのすぐ後、その日活直営館は大雪で屋根が潰れ閉館しました(爆)。当時ニュースでもやったのを憶えてます)。

そしてウン十年後(笑)、60〜70年代の音楽・映画にハマッていろいろ見たり聴いたりしているなかで”日活ロマンポルノ”に再会することになります。

『1本の作品に数回のカラミが入っていれば、後は何をしてもOK』

という条件の中、若手監督たちが自分たちの思考をぶつけて製作した数々の作品は”ポルノ”という枠を超えて自分のなかに”こんな世界もあったのか!!”と新たな衝撃を与えてくれました。今では見られない”昭和な風景”が楽しめるのも魅力です。まだまだ見ていない作品がたくさんあるので、これからもコツコツと見ていこうかなと思っています。

さて、そんなこんなでつい先日、’00年に製作されたドキュメンタリー『サディスティック&マゾヒスティック』をレンタルで見つけ、早速鑑賞しました。現在『リング』、『女優霊』といった個性的な作品を発表している中田秀夫監督が、日活の助監督時代に就いた小沼勝監督の魅力に迫った作品です。

劇中では

『性と愛のコリーダ』(’77) /八城夏子
『昼下がりの情事・古都曼荼羅』(’73) /山科ゆり
『生贄夫人』(’74) /谷ナオミ
『濡れた壷』(’76) /谷ナオミ
『花芯の刺青・熟れた壷』(’76) /谷ナオミ
『OL官能日記・あァ!私の中で』(’77) /小川亜佐美
『箱の中の女 処女いけにえ』(’85) /木築沙絵子
『箱の中の女2』(’88) /長坂しほり

といった作品のシーンを交えながら小沼監督はもちろん、谷ナオミ、風祭ゆき、木築沙絵子、片桐夕子、小川亜佐美といった小沼作品を彩った女優陣、そして美術、編集、脚本、助監督といった現場を支えたスタッフたちのインタビュー満載で、裏話も含め、あっという間の90分間です。特に印象的だったのは、今現在もとっても魅力的な女優さんたち。片桐夕子さんなんかすごい可愛いんですよねぇ(笑)。見た目というより内面から出る可愛らしさというか・・・・。劇中では70年代初めに小沼監督と付き合っていたなんて話も出てビックリしましたが(笑)。
それと谷ナオミさん!!今は熊本でスナックをやっているそうですが、今でも立ち振る舞いに品があって素敵です。劇中で小沼監督と久々に再会して対談するシーンもあります。
そうそう、わたくしも谷さんを近くで拝見したことあるんですヨ(笑)。ラピュタ阿佐ヶ谷のレイト特集上映”女優・谷ナオミ”でのみうらじゅんさん(!)とのトークショーで、もうすっごい間近で見ました。いやー、贅沢な夜でした(笑)。一緒に行った女性の友人共々、大満足でした♪そのトークショーの後、本作でも紹介されている『生贄夫人』を見たんですが、もぉとても衝撃的な作品で(笑)。SMはもちろん、ロリータ趣味、浣腸・・・・・会場には女性も多かったですが、上映後は溜息や”凄かったねぇ〜”みたいな話声が聞こえてました。描いているテーマは衝撃的ですが、映像が凄い綺麗なんです。そのあたりも小沼監督の個性なんでしょうね。

そうそう、本作で印象的だったのは『OL官能日記 あァ!私の中で』からのシーン。畳の部屋でからむシーンにかぶさる女性ヴォーカルの歌。”ん?これ聴いたことあるなぁ。誰だっけ?!”と考えたら、これカルメンマキ&OZの名曲『私は風』じゃんか!!!からみのシーンから海辺に一人佇む小川亜佐美のシーンにつながって、とても印象的でしたねぇ。この映画まだ見たことないので見たいなぁと思いました。そういえば日活ロマンポルノって、日本のロックミュージシャンが音楽担当してる作品も多いんですよね。このあたりの話は、現在発売中の『ロック画報』最新号”映画×ロック”特集に詳しいです。興味のある方はぜひ読んでみてください!!

あ、なんだか全然まとまってませんが(汗)、良質のドキュメンタリー作品でした。ロマンポルノ未体験の方々は、これを見たらロマンポルノを見たくなると思いますよー(笑)。レンタルででも見かけたらぜひご覧あれ♪
※本作のサントラ『サディスティック&マゾヒスティック・サウンドコラージュ』も、数々の小沼映画からのBGMや喘ぎなど入っていて(笑)、映画の世界に入り込めてなかなかいいですヨ♪



さて、ロマンポルノを大画面で見られる素敵なオールナイトが池袋の新文芸座で3月にやるという情報が!!

3/11(土) 日本映画監督協会創立70周年オールナイト第二夜〜真夜中のエロス(1)

トークショーあり(ゲスト未定)             22:45〜

(秘)色情めす市場(’74) /芹明香 監督:田中登
黒薔薇昇天(’75) /谷ナオミ 監督:神代辰巳
大奥浮世風呂(’77) /松田英子 監督:関本郁夫
妻たち性体験 夫の目の前で、今・・・(’80) /風祭ゆき 監督:小沼勝

ほんとに濃いラインナップ(笑)。『(秘)色情めす市場』はほんと衝撃的ですヨ(音楽はPICOこと樋口康雄)。芹明香のやさぐれ演技も素敵♪『黒薔薇昇天』は岸田森さんのハリキリ演技が笑いを誘いマス(音楽はダウンタウンブギウギバンド!!)。『大奥浮世風呂』は日活ロマンポルノではありませんが、東映ポルノの名作の一つなのでは?松田英子さんは『愛のコリーダ』で”本番女優”として話題になった方ですネ。風祭ゆきさんはほんと綺麗だしなーー。
オールナイトがツライ年頃になってきましたが(汗)、これは行ってみたいなぁ。
みなさまも都合がつけばぜひ足を運んではいかがでしょうか?!

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
かわいい

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【NO.21「箱の中の女−処女いけにえ−」】 
<テーマ選択ポイント>  監禁・陵辱と散々弄ばれてから解き放たれても、開花されたM性は元に戻れない。 ...続きを見る
MドリームのBlog
2014/03/07 18:30
SM映画・本【NO.77「サディスティック&マゾヒスティック」】
<テーマ選択ポイント>   日本でSM映画と言えば日活を離れることができない。  その中でも「ロマンポルノをSM芸術に変えた男」といわれる「小沼勝」の存在は大きかった。 ... ...続きを見る
MドリームのBlog
2015/05/20 18:30
SM映画・本【NO.77「サディスティック&マゾヒスティック」】
<テーマ選択ポイント>   日本でSM映画と言えば日活を離れることができない。  その中でも「ロマンポルノをSM芸術に変えた男」といわれる「小沼勝」の存在は大きかった。    <あらすじ> 「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」でドキュメンタリーにもその手腕を発揮している『リング』の中田秀夫が、かつて助監督についたことのある監督、小沼勝にカメラを向けたオマージュ的記録映画。  ... ...続きを見る
SMdream
2015/05/20 18:30

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
日活ロマンポルノの鬼才、小沼勝の魅力に迫る〜『サディスティック&マゾヒスティック』(’00) ロック&ムーヴィーフリーク別館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる