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zoom RSS 暴走刑事ジミーさん大活躍のトホホ大作!〜『スカイ・ハイ』(’76)〜

<<   作成日時 : 2006/01/04 00:08   >>

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画像さて、年明け1発目の記事から引き続いて格闘技つながりネタでいってみよぉ〜!

昭和40年代のプロレス熱狂時代、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスで大活躍していたメキシコの覆面レスラー”千の顔を持つ男”ことミル・マスカラスの人気は、そりゃもう大変なモノでした。全日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレス3団体合同興行の夢の祭典プロレスオールスター戦にも登場して空中殺法を炸裂させてました。地元メキシコでは、マスカラス主演の映画もたくさん製作されていて(大半がゾンビと戦うような荒唐無稽なZ級映画ですが/笑)、ほんと70年代に一斉を風靡した存在だったわけです。
そのマスカラスが入場テーマ曲として使っていた『スカイハイ』という曲があります。ストリングスがちりばめられた優雅なアレンジの名曲です。現在もトヨタ自動車ノアのCMで使用されてるので聴いたこと方もいらっしゃるでしょう。演奏しているのは70年代ブリティッシュポップロックバンド、ジグソーです。この曲くらいしか大ヒットしていないはずなので世間的には”一発屋”のイメージが強いですが、他にもソフトロック的で、なおかつとてもポップな曲をたくさん書いている素晴らしいグループなんですよ。デズ・ダイヤー(Vo,Dr)とクライヴ・スコット(key)のソングライターコンビのいい仕事が光ります。
さて、マスカラスの為に作られたと思われている名曲『スカイハイ』ですが、実は本来映画の主題歌として作られたということは案外知られていません。その映画というのが香港・オーストラリア合作の『The Man From HongKong』、邦題『スカイ・ハイ』なんです(’76)。

主演はブルース・リー登場以前に香港で大スターだったジミー・ウォング。悪役に『女王陛下の007』で2代目ジェームス・ボンドを演じたジョージ・レイゼンビーを迎え、全編オーストラリアロケで作られたアクション大作なんです。
が!!実際見てみるとモロB級アクション映画でトホホな内容の映画なんですね、これが(笑)。
麻薬組織のボス、ウィルトン(レイゼンビー)をやっつけるべく香港から乗り込んだ香港警察のファン刑事(ウォング)の暴走捜査でひたすら周りをかき回すだけの映画なんですヨ(笑)。容疑者をしばき倒して吐かせるわ、自分に関わったことで殺された女性の仇を血眼で追いかけカーチェイスをするのはいいのですが、その間に対向車を次々に事故らせるわ、家に突っ込むわ・・・・・ほんと感情移入できません、全然(笑)。しかも終始自信に満ちた偉そうな態度でほんとにいただけないのです。で、見せ場のクンフー対決シーンなんですが、このジミーさんは実はクンフーの経験もなく、スタントマン出身でもないので動きがヘナチョコなんです(笑)。悪役のジョージ・レイゼンビーもカラテスタイルのアクションで頑張ってるのに、受けるジミーさんがあれじゃあなぁ・・・・・ってな作りです。しかもファイトシーンではなぜかジャージ着用なので(爆)、ますますカッコ悪さに拍車をかけております。ラスト、死闘の末気絶したウィルトンの口に手榴弾をくわえさせテープで固定して、間一髪で脱出しドッカーーーンってなラストもやりすぎ感ありありです。短い香港カラテ映画ブームが去った後の’76年にひっそり公開されただけあって、どこか投げやりな製作姿勢も見えます。

ってさんざんけなしてしまいましたが(笑)、名曲『スカイハイ』をバックにハングライダーが香港の街を飛行するオープニングタイトルのシーンは素晴らしい!!このシーンだけは見る価値あります。ハングライダーを本格的に使用した初のアクション映画!というのが当時の売りだったんですが、実際はこの3年前に『007死ぬのは奴らだ』(’73)で使用されてますからねー。無理やりな印象は否めません。ちなみに自分はガキの頃TVで本作を見ましたが、オープニングシーンとこってりしたベッドシーンしか覚えてませんでした(笑)。数年前に輸入版ビデオで久々にご対面しましたが、やっぱトホホな印象に変わりありませんでした。オープニングのエアーズロックでのアクションシーンで、あのデブゴンことサモ・ハンキンポーが出ててビックリしましたけど(笑)。今だと、ヘナチョコなアクションは一見の価値あり!!とお勧めできるかも(おいおい/笑)。
ちなみにこの映画で使われてるバージョンはこのサントラのみ使用されたモノ(3分台バージョン)で、通常発売されているCDにはバンドアレンジのモノ(2分台バージョン)が収録されてます。ご注意を。

ところでこの映画を見たい!と思った方(そんな人いないか/笑)に残念なお知らせ。当時から現在まで、日本でこの作品は一度もソフト化されてません。あ、一度マイナーな会社から数年前にビデオが出たんですがあっという間に廃盤になったんだった。不遇な作品なんですね〜。現在、当時の記者会見などレア映像満載のオーストラリア盤DVDが出てますが、PAL方式のディスクなため国内製プレーヤーでは見られません(涙)。どーしても見たい方は粗悪な画質の輸入版ビデオをお探しくださいませ。

さて、このジグソーのアルバムが今月21日に紙ジャケ仕様で発売されるようです。デズ・ダイヤー加入後の4作が発売するそうです。このサントラバージョンは『スカイハイ』にボーナスで収録されてるはずです。機会があればぜひ聴いてみてください♪

1/21発売  ジグソー 紙ジャケコレクション(各アルバム ボーナストラック付き)

 ・青春の詩(’73)
 ・愛の想い出(’74)
 ・スカイハイ(’75)
 ・恋のマジック(’77)

アルバム『スカイハイ』以外は自分もまだ聴いたことないので、チェックせねば!!

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大好きトヨタ!
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
出ますよ!DVD!
私も高校生の頃映画館で観て、それからテレビで観たのですが、結構楽しめた記憶があります。
もちろんジグソーの「スカイハイ」は大好きで、携帯の着メロにしちゃってます。
「スカイハイ」がミル・マスカラスのテーマだったよりも前に、この映画の主題歌だったことを知ってる私はやっぱオジサンかなぁ・・・
で、DVD買おうかどうしようか思案中です。
チータンぱぱ
2007/09/02 11:31
チータンばばさん、はじめまして!!
うぉー!国内盤DVD出るのですか?!うーん、欲しいなぁ(笑)。デジタルリマスターされたキレイな画質であのオープニングを見てみたい。しかしチータンさん、当時劇場でご覧になったとは素晴らしい!あの頃は既にカラテ映画ブーム(この言い方も懐かしいですが)も去って、エログロ系映画がポツポツ公開されるくらいの香港映画不遇時代ですもんねぇ。。。。

『スカイハイ』、わたくしも着うた設定してますヨ(笑)。名曲ですねー。映画バージョンのレコードが欲しくてシングル盤、3枚くらい買ってしまいました。。。(シングル盤は大抵アレンジが違うバンド演奏バージョンなんですよね)。マスカラスを知っている時点でもうオジサマでございます(もちろんわたくしも/泣)。
ふぁぶ
2007/09/02 22:16

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