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zoom RSS ”復讐三部作”、遂に完結  〜パク・チャヌク監督『親切なクムジャさん』〜

<<   作成日時 : 2005/12/03 23:51   >>

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ここ数年『復讐者に憐れみを』や、カンヌ国際映画祭で賞を獲った『オールドボーイ』など”壮絶な復讐”をテーマにした個性的な作品を発表してきたパク・チャヌク監督、待望の最新作。

13年の刑期を終え、冬だというのに薄手の水玉のワンピース姿で出所してくる一人の女、イ・クムジャ。彼女は、20歳の時に”ウォンモ君誘拐殺人事件”の犯人として捕まり、その清楚な風貌にそぐわない残忍な犯行手口でマスコミを騒然とさせた。刑務所内では、古株に苛められた新入りの囚人の為に復讐してやったり、人の嫌がる事を率先して行い”親切なクムジャさん”呼ばれ、この世の天使のように崇められていた。
だが、彼女には入所してからずっと暖めていたある計画があった。実は彼女は無実の罪で服役していた。彼女を陥れたずる賢い男”ぺク”に復讐するのだ。彼女から聖母のような表情は消え去り、冷静に、そして残酷に復讐すべく計画を実行に移す・・・・・・。

難聴者の青年がお金欲しさに軽い気持ちでした子供の誘拐が、その子供の不慮の死により壮絶な復讐劇に発展する『復讐者に憐れみを』。そして、突然誘拐され15年間監禁されたサラリーマンの復讐を描き、カンヌではタランティーノにも大絶賛された『オールドボーイ』と、いわゆる”韓流ブーム”ではくくれない意欲的な作品を発表してきたパク・チャヌク監督の新作と言うことで、早速見に行ってきました(ちょうど映画サービスデーだったのもラッキーでした♪)。
今回は女性が主人公ということで、以前の作品とは多少違う印象を受けました。それと映像がとても綺麗!そのことでバイオレンスシーンが更に際立ってましたね。クスッと笑えるシーンと幻想的なシーンの絶妙な混ざり具合も素敵です。主演のイ・ヨンエもとっても綺麗!!(自分と同年齢だと知ってびっくり!/汗)。『復讐者〜』、『オールドボーイ』に出演していた俳優たちも総動員されてます。『オールドボーイ』の主演だったチェ・ミンシクは今回クムジャのターゲットになるぺクを演じてます。その他ソン・ガンホやユ・ジテがほんのチョイ役で出演。すっごい贅沢な使い方だなぁ(笑)。現在も世間を騒がせている子供の誘拐殺人事件、そしてその遺族の復讐といったとてもデリケートなテーマを描いてるんですが、やはりこういった作品は日本では作れないんだろうなぁ・・・。どうしても許せない相手がいたとして、自分だったらどうするかなぁと、考えながら見てました。もし復讐を成し遂げたとしても、満足するのはその一瞬で、その後はまた元の苦悩が残るわけですよね。でも、ほっとくことはできない・・・・。ん〜〜〜、とてもへヴィなテーマです。このような”恨み”、”復讐”というテーマは韓国ではTVドラマでもよく使われている印象ですが、これは韓国独特の国民性に関係しているのかもしれませんね。日本人は時間が経つとすぐ忘れてしまう国民ですが(いい面とも悪い面とも言えますが/汗)、韓国では過去の歴史の中で受けた仕打ちに関して現在も抗議し続けています。確固たる自我を持っている人たちだからこそ、映画界にもこのようなへヴィなテーマの作品を何の気兼ねも無く製作できるうらやましい環境ができているのでしょう。

しかしこの邦題はなんとかならなかったのかなぁ(苦笑)。ぜひぜひたくさんの人に見て欲しい作品なんですけど。ぜひ予告編をご覧ください♪
予告編→http://kumuja-san.jp/

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